Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Di dove siete?
2010.02.19
ここだけの話、僕は絵画というもにあまり興味がありません。
写実的なものを除けば、ほぼゼロと言ってもいいくらい。
知識としては吸収するけれども、それ以上はない。
そして、こんなに映画ばかり観ているので大きな声では言えませんが、実のところ映像作品(ミックス・メディア系は別)も苦手。
だからこの2つだけでで構成されている展覧会は、ほぼ撃沈なのです(笑)。
なぜだかわかりませんが、グッとこない。
まぁ、それこそ趣味趣向なので気にしたこともありませんが...
ただそんな僕でも不思議なくらいに、その作品や作家を取り巻く歴史や環境といった物語は大好きなのです。
なんて言うか、富と名声や葛藤、そして愛憎しかり、いちいちドラマティックだと思うのです。それは史実だったり小説であったり。
もちろん映画ならば、ジェイソン・パトリック主演の贋作作家をテーマにした「迷宮のレンブラント」やピアース・ブロスナン主演の絵画泥棒をテーマにした「トーマス・クラウン・アフェアー」、「真珠の首飾りの女」やピーター・グリナウェイ作品などなど...
それこそ挙げだしたらキリがないくらいですよね(笑)
そんな中、今年で没後400年を迎えた16世紀のイタリアを代表する画家、この人の作品を観てきました。
1986年に制作されたデレク・ジャーマンの同名タイトル作品とは全くの別物。
淫靡さやアーティスティックな局面は影を潜め、イタリアの国営放送RAIが制作しただけの事は安心感ある大作に仕上がってます。
★★★★★
まぁ懲りない御仁です(爆)。
ただその奔放さゆえに貫ける、自身の作風に対する絶対的な姿勢は脱帽ものです。
でも実はこの作品、2006年の作品なんですよね。
すでに昨年公開されて僕も観に行った「湖のほとりで」や「副王家の人々」よりも1年前に制作されて、2008年に東京で開催されたイタリア映画祭で公開されているのですが...
なんで今さら?...なんて思うのは野暮。ちゃんと大人は考えてます(笑)
まぁ思惑ほどは盛り上がっていないとは思いますが...
実はいま上野の東京都美術館に於いて「ボルゲーゼ美術館展」が開催されています。
日本初公開となる「洗礼者ヨハネ」など、本物のカラヴァッジョの作品が観られるので、映画の時間と美術館の時間を調べて、観たその足で美術館に行ってみるのも良いかもしれませんね。
いずれにせよ、心が豊かになる作品。
いま発売してるPenを参考にして紐解いてみるのもいいかもしれません。
それこそ、切っても切り離せない関係があるのですから...
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