Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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あなたはVISIONAIREを知っていますか? <9>
2010.03.25
もちろん名刺やレターヘッドをはじめとするステーショナリーはヘルベティカの細いヤツをベースにした共通のロゴ(これもグレッグです)を使っていますが、肝心の誌面には一切使われていません。
まぁこのあたりもVISIONAIREらしいというか、大きく言えば既存の雑誌には成し得ない、「毎回テーマを変え」、「広告収入には頼らない」からこそ「毎回異なるフォーマットを採用」する事ができる、VISIONAIRE(ある意味グレッグ)のポリシーを垣間見られる気がします。
のちのち説明しますが、実は同じ号で微妙に色違いの表紙なんかもあったりするのです。
まぁ、これは「異なるフォーマット」という意味とはちょっと違った理由からなんですけれどね... (笑)
ーーー・ーーー
でもこれら一連のプロセスも、今考えると恐ろしく面倒で超アナログな作業だったけれど、とにかく「楽しかったなぁ〜!」といえる時間だったと思います。 とにかくがむしゃらで一生懸命だったんでしょうね。
そう言えば前に人から「ミラノに単身渡った事や、NYでの仕事などを通して辛かった事は?」って聞かれた事がありますけど、正直な話、聞かれるまで改めて「辛い」なんて思った事がなかった。
もちろん、今そう聞かれるから「よく(あんなこと)やってたよね」なんて思うことはあっても、その時は「楽しい」っていうのしかなかった。
もちろん今も楽しいですよ。
イヤな事があっても、将来の不安?があっても、基本的には毎日「楽しい」んだと思います。
楽観的なんでしょうね。きっと。
イヤな事があると寝ちゃいますもん。忘れる訳じゃないし、何も変わってないんだけれど、起きたら違う見方ができるので...
また話が中断しちゃいましたが(そろそろ僕の飛び飛びの文章に慣れていただけたでしょうか?)、無事に印刷所で裁断されたページは製本所に送られます。
ただ、ほとんどのVISIONAIREは綴じていないので、正確に言うと27丁目にあったABC DIE CUTTINGという会社に送られていました。
そもそもこの会社はダイカットという、簡単に言ってしまうと「型抜き」をメインに操業している会社で、わかりやすい例で言うと、映画館なんかで主人公やキャラクターが段ボールの厚紙に印刷されている立体的な広告(ポップアップ)や粉洗剤なんかの空見本を、簡単なところだと特殊な形のフライヤーなどを作るのが主な仕事なので、後にも先にもVISIONAIREのような製本作業をしているのを見たことはありませんでした。
ただ僕たちの担当をしていたERIC FOXと言う人物が、ここの社長の息子さんで、理由は知りませんが何故か懇意にしていてくれたというのが主な理由でしょう。
この関係はVISIONAIREがイタリアや中国、香港といった国外で印刷をするまで続きました。
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