Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Will you remember me?
2010.03.30
91、92、94、97...
これらは僕の祖父母が亡くなった年齢です。
いわゆる大往生ですが、本当に昔の人は元気だったんだなぁ...って、つくづく思います。
最後に亡くなったのは渋谷に住んでいた母方の祖母ですが、疎遠とか仲が悪いとか変な意味ではなく、あまりにもみんな長生きだったので亡くなったあとも最近までたまに「あれ?おばあちゃん元気かな?」なんて一瞬思ってしまっていたくらい、常に近くにいるって印象だったのですが、この映画を観ていたら不思議と同じ感覚に陥ってしまって...
誰もが持っている現実、希望、葛藤、不安、そして愛情。
この映画にはまさに人生そのものなんだと思います。
最後に映画館であんなにも泣いたのはいつなんだろう?
映画館で嗚咽を聞いたのも初めてでした。
とても優しくて、とても悲しい映画。
でもそれは超ウルトラスーパーチャーミングな映画。
そして正真正銘の五つ星。
★★★★★
ちなみにこの映画、まだ東京・大阪で各1館のみでの公開で、東京は銀座にあるシネスイッチ。
この界隈には何軒かの単館系があり、掛かっている作品の内容や地理的なこともあってか比較的高齢のお客さんが多いのですが、この作品を観ながら思ったのは「もし自分がこの人たちの年齢になった時に観たいと思う映画があるのだろうか?」という事。
正確に言えば今だからこそ、体力的にも内容的にも、この3ヶ月で観たように50本近い映画を観に行くことができるけれど、実際ある程度の年齢になったら一般論として趣味や趣向も変わってくるだろうから、いつも見ているような映画が楽しいのかなって...
そして現実問題として高齢化も確実に進むわけだし、実際ほかの映画館(作品)ではこれほど高齢者の方を見かける事もないので、配給会社さんや映画館サイドにも今以上にそういった人たちも充分に楽しめるラインナップと機会を増やすよう心がけてもらえたらと切に願うわけです。
そうすればみんなが「映画」をきっかけに外に出るようになって、1人でも、夫婦でも、もちろん家族や友達同士とでも「素敵な時間を過ごす」事ができるでしょうし、そんな事を思えてしまうほど、この映画は素敵な作品だと僕は思います。
またお墓参りにでも行ってくるかな...
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