Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
visualconnexion.com
-
- ART [25]
- BBB9700 [6]
- Dying to eat [30]
- Gadget [36]
- Misc. [206]
- Movie '10 01-03 [35]
- Movie '10 04-06 [59]
- Movie '10 07-09 [62]
- Movie '10 10-12 [61]
- Movie '10 Misc. [6]
- Movie '11 01-03 [68]
- Movie '11 04-06 [54]
- Movie '11 07-09 [34]
- Movie '11 Misc. [11]
- あなたはVISIONAIREを知っていますか? [37]
- 取扱説明書 [1]
- 都内映画割引情報 [2]
- Movie '11 10-12 [34]
- Movie '12 01-03 [26]
- Movie '12 04-05 [28]
- Movie '12 07-09 [8]
- Movie '12 10-12 [3]
- Movie '13 01-03 [1]
- Movie '13 10-12 [1]
- Special [2]
- VIS [1]
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
-
-
C45H73NO15
2010.04.04
僕が小学校の頃に流行ったアメリカのTVドラマ「がんばれ!ベアーズ」。
どうしようもないヘボ少年野球チームの物語なのですが、劇中、転機の際にかかるビゼーの名作「カルメン」のプレリュードが耳に残る作品。
普通はクラッシクなんて聞かない子供たちでも知らない間に耳に残るわけで、休み時間に廊下で口ずさんだり、はたまた音楽の時間にかかろうものなら「あ!ベアーズの曲だ!」なんてはしゃいだものです(笑)。
でも、それを烈火の如く問題視したのが音楽のT先生。赴任間もない、色んな意味で真面目な先生でした。
そのT先生が父母会か何かの時に「あの番組を子供達には見せない方がいい。」と提言したらしいのです。
もちろん彼女なりの音楽への愛情表現の方法だったのでしょうが、これに真っ向から反対したのがウチの母親でした。ウチの母親は声楽家で音大の教授なんかもやっていて、それこそ舞台で「カルメン」も演じていたのですが、彼女曰く「どんな形であれ良い音楽を聞くチャンスがあるというの良い事だ。」というのです。「聞かなければ意味がない」と...
当時は今のようにモンスターペアレントやゆとり教育で育った教師の類がいなかったので、きっと真っ当に意見交換をして終わったのでしょう。ただ家に帰ってきた母親が珍しく憤慨していたのを覚えていますが、昨日これに似たことを体験しました。
これも子供の頃からの愛読誌である週刊新潮のワイド特集で、映画評論家の北川れい子さんという方が今日の映画の女優さんの歌唱力を評して「ノリも悪いし素人丸出し。ハリウッドでは歌手役を演じる場合何ヶ月も猛特訓した上で本番に挑む」云々の至極真っ当なご意見を仰ってるのですが...
でもぉ... 彼女ぉ... ぜんぜん歌手役じゃないんですけれど(爆)。
「ソラニン」
あれで本物の歌手以上に上手かったら、逆に興醒めなストーリー。
まぁきっと批評用に用意されたDVD(そんなものあるのかな?)か何かで飛ばして観たのかなぁ...って思っちゃいました。だってあまりにも的外れなご指摘なんですもん(笑)。
但し、もしそうだとしたら、飛ばしたくなる気持ちもわかる映画。残り1/3のラストスパートの方はかなり面白いのに、最初の2/3の部分が長すぎて「間延び」してしまうのがとても残念。
でもさっきの話ですけれど、正直いま歌が上手い歌手の人って何人いますかね? みんな歌の上手さだけじゃなくて、時代を切り抜き抜く感じに共感してるんだと思いますがどうなんでしょう?
☆☆☆☆☆
うーん、隣の席の女の子が泣いていたし、原作の漫画も読んでいない僕にはわからない世界観があるのかなと思って黒星にしようと思っていたんだけど、一晩経ってもあの彼の何かに納得がいかずやっぱり白星。
それがキャスティングなのか、演技力なのか、演出なのかはご自分で劇場に足を運んで確認して下さい(笑)。
まぁ個人的には、宮崎あおいちゃん扮する彼女が朝ベッドから這い出てくるシーンでブラジャーをしてて「この設定の女の子が寝るときにブラジャー?そんなにシャラポアはNGなのか?本人?事務所?」なんて観ている間ずっと気になって興醒めだったのですが、あとから同世代の女の子に聞いたらあれは結構普通な事だとか...本当かなぁ...?
あ、あと主人公2人の度々出てくるキスシーンも無理。あれだったらない方がマシ。
同棲してて、する事してるはずの2人のキスがこれ?ってとても違和感を覚えたのですが、これまた一晩経って考えてみると、「あぁ、つまりはあれが草食系って事か」なんて思ったりもして...でも自分が女だったらイヤだな。将来を考えてる人とのキスがいつもあんなのだったら...
つーか、色んな意味で、まぁ単にオジサンだな俺...って改めて認識できた作品でした(笑)。このブログ読んで「お前こそ的外れ」って言われてそうで恐い!
でも宮崎あおいちゃんの歌とギターは、あれが良いと思います。
※コメントは承認されるまで公開されません。