Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Egg thing...
2010.04.05
昔からロスに行くと必ず訪れる場所があります。
それはアメリカの石油王、ジャン・ポール・ゲッティーの莫大なる遺産をもとに運営されているJ.P.Getty財団による、J.PAUL GETTY MUSEUM。
アメリカに住んでいた、もしくはレンタカーをした事がある方ならGettyと書かれたロゴのガソリンスタンドで給油された方も多いはずです。
ゲッティーは世界で初めて個人資産10億ドルを超えた人物ですが、生前はその豊潤な財産ゆえに孫が誘拐された際にも、「もし一文でも払ったら残りの14人の孫娘が誘拐されるだろう」と身代金の支払いを拒否すると犯人から切り取られた孫の耳が送りつけられ、慌てて支払いを懇願した長男(孫の父親)をよそに、身代金を値切ったうえで支払ったという逸話が残されている人物。
そんな彼が古代ローマの五賢帝の一人ハドリアヌス帝が建設したティボリの別邸を真似てマリブに建てた大邸宅を、彼の死後、美術館として一般に公開したのがここ。
個人的にはハドリアヌス帝が建てたものを1/5の規模で再現したとされる佇まいとのちに増築された現代建築の融合が大好きで、所蔵展示されているものよりも、ここに来てテラスでハンバーガーとビールを飲むのが何よりの楽しみになっています。
そんなGetty Museum から「Happy Easter Twitter peeps! 」なんていう「つぶやき」が来ていたのでようやく、昨日がイースターだと言うことに気付いたわけです(笑)。
日本時間だともう終わってしまっていますが、イースターとはキリスト教における復活際を指す行事で、その象徴的なものが「イースター・エッグ」。そう卵。
これは主にヨーロッパを中心にした習慣で、英語圏ではウサギが卵を運んで来る、もしくは産むっていう解釈らしいのですが、意味合い的には諸説あるものの「新しい命が生まれる」という事で大体同じ。
よくイタリアとかのお菓子で卵形のチョコレートの中にオモチャが入っているのは、これの代用みたいですね。
そしてイースターと言えば、忘れられない思い出が...
小学校の頃に近所にあった教会の日曜学校に通っていた僕は、イースターの日曜日の朝に教会のスタッフの人たちがポストの中に卵を黙って入れて行ってくれるというイベントがあったのですが、その日に限って珍しく僕よりも早起きをしていた父親は、何の疑念も抱かずに朝刊と共に取り出し、そして何の疑念も抱かずに調理し食べてしまったのです(笑)。
もちろん僕は号泣し、困った父が教会の人に相談したらスグに新しい卵を持ってきてくれて事なきを得たのです。もちろん今では笑い話ですが、内緒でポストに入れていってそれを食べるなんて今では考えられませんよね!
時代ですねぇ...(しみじみ)。
あ、ちなみにこの美術館、(多分駐車場の関係で)予約制なのでいきなり行っても入れませんのでご注意を!HPから事前に予約してから行ってみて下さい。入場は無料ですが、駐車料金が7ドルほどかかります。
僕もそろそろ行きたいなぁ...
"To me, money is not happiness at all..."
これ、彼が残した名言のひとつなんですが、ここまで行くとスゴいんだか何なんだかさっぱりわかりませんね(笑)。
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