Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Calligraphy
2010.05.20
モノを売るまでには、様々なプロセスを経るのが普通。
まずは作り手の熱意やそのモノに対するこだわりから始まって、人様にお見せして恥ずかしくないものを作ろうという努力をする。
これはその「モノ」がなんであれ、概ね共通する事でしょう。
そして良いものさえ作れば、結果はおのずと後からついてくると...
でも実際のところ、どんなに良いものを作っても全然売れない。それは販売方法だったり、場所だったり理由は様々。
「モノはいいんだけれどねぇ...」なんていうのは良く聞く話で、中身は同じで名前を変えた途端にバカ売れなんて事も。
もちろん作り手の意図とは関係なく、口コミのように知らないところから噂が広がり、あれよあれよと一大ブームにも成り得る。但し、この場合は本当にモノが良いっていうのが前提。
逆に大して良くもないモノなのに宣伝やプロモーションによって、さもかし「良いモノ」に見えてしまって爆発的に売れるものだってある。でもまたその逆にモノはいいのに宣伝やプロモーションによって全く魅力のないものに写ってしまう事だってある。
映画だってそうだと思うのです。
作品とは全く関係ない無理なプロモーションが悪しき前例をつくり、その結果、長期的に見れば観客である消費者の興味を削いでしまう事の方が多い気もします。「あぁ、だって今度あれがあるから写真週刊誌に撮られたんでしょ?」「プロモーションの一環的な?」みたいな...
でもいつしかそうしないと、人が映画館に足を運ばなくなったのは事実だと思います。誰が悪いとかではなく、ただファンとしてはその事によって良質なものまでが埋もれてしまうのは惜しいとしか言いようがなく、ジレンマとういか負のスパイラルを感じざるをえません。
ほかのものと違って観られる場所も映画館に限定され、1回きりのお楽しみで平均1時間半近くの時間を費やすのですから「騙された感」が残りやすいのも事実。
ましてやそれが予告編とまったく違ったらなおさら...
ましてやそれが予告編とまったく違ったらなおさら...
一生懸命作ったものだから、お金を掛けたものだから売りたいのはわかるけど、食べ物だって何だって、一度騙されたらまた買おうとは思わないですよね...普通。
そして、そんなケアーを必要としないためには、良質のモノを届け続けるしかないと思うのです。もちろん「挑戦」とは別の次元という意味で...
そして、そんなケアーを必要としないためには、良質のモノを届け続けるしかないと思うのです。もちろん「挑戦」とは別の次元という意味で...
モノを売ろうと思った時に、あなたならどうしますか?
オオカミ少年にならないためには、どうしたら良いのでしょうか?
少なくともこのブログを書いていなかったら絶対に観ていなかったでしょうし、結論から言えば観ておいて良かったと思える作品。
別に闇雲に観まくっているわけではなく、「観ずギライ」をなくす努力をして、大袈裟に言えば自分から良い作品に巡り会おうという努力の過程があったからこそ巡りあえたのかなという気がします。
個人的にはこれが実話云々だから気になった訳ではなく、そういう意味で鼻が利いたっていう感じというか...(笑)。
ただ、とにかく本題の「書」がスゴイ!
まったく馴染みがないのにグッと引き込まれてしまう。
勢いというか熱意ゆえか、正直出来上がった作品を見ると、ある種の感動を覚えて結構ウルってきます。
★★★★★
また成海璃子の優等生ゆえに、鼻につく感じの演技がとにかく絶妙で、高校生らいし、そして主人公の育った環境や性格ゆえのヘタクソな感情コントロールの表現がウマい。
良い意味で「いるいるこういうヤツ」って感じで、あまりにもハマり過ぎてて、途中からイライラしてきますから(笑)。
そして、先生役の金子ノブアキ。
僕の中では「彼が出てるから観てもいいかな」的な存在になりつつあります。人によっては本作に関しては「彼が?」って思うかもしれませんが、実際にパフォーマンスに参加している女子高生的な感じを含めるとアリだと思います。
ただこうなってくると、本当の「書道パフォーマンス甲子園」を見てみたい!っていう衝動に駆られるのが人情というもの。
と言うことでググってみると、なんと来たる7月31日に映画の舞台になった体育館で第3回大会が行われるとの事。公開後の大会だけに出場校も結構増えるのでは? オフィシャルサイトには実際のパフォーマンスの動画もありますので、ぜひ。特に優勝校のは圧巻!
行ってみたいなぁ...
あ、まだ特別協賛と協賛枠が決まってないようだったので、我こそはという企業の方、いかがでしょうか(笑)?
但し、くれぐれも下手な宣伝で高校生の熱意とパフォーマンスに水を掛けることだけはご注意下さい。

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