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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2010.05.25

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17といえば、ちょうど僕が単身ミラノに渡った歳。
悩みに悩み抜いた上での決断でした。

友達からしたら「何考えてるんだか?」というか、何も考えていないように写っていたかもしれません。ただ実際と見かけが違うのは、苦労と年齢の共通点だと僕は思っています。

見かけと言えば、まだ日本にいた頃にたまたま親父のトレンチコートを着て電車に乗っていると、他校の生徒からあそこの学校は先生と生徒がタメ口を聞いているみたいな事を言われた事があるほどの老け顔(笑)。

今でこそ自分は童顔だと信じて止みませんが、きっと新任か実習の先生に思われたのでしょう。

とは言えど、そんな僕でも海外に出てしまえば子供っぽく見えるところもあったわけで、だからというわけではないですが、やけにジャケットやスーツを着たりとお洒落にも熱心で、大人びた恰好を好んでいたと記憶しています。今思えば自信のなさも手伝っての事だったのでしょう。

それが今となっては逆に短パン+Tシャツなんて当たり前で、ここ最近服が欲しいなんて思った事がほとんどないくらいに豹変。ただこれが内面から溢れてくる自信からなのか、年齢とともに単にずぼらになったのかは微妙なところ(笑)。

実際アメリカの飛行場にあるラウンジやバー等で頻繁に年齢チェックのためのIDの提示なんて、昔ならイラっとして文句を言いながら出していたのに、今では自分からニコニコしながら出しては「若く見えるでしょ?」なんて聞く始末。

それも困ったものですが、17歳っていうのはどうにも不安定な年齢なのはどこもかわらないようで、州によっても異なりますが、アメリカなら翌年に成人(結婚や選挙が出来るようになるという意味で)を控えているのですから尚更の事でしょう。

今日はそんな17歳の女の子が主人公のお話しを観てきました。


11ヶ月でコマーシャル・デビューを果たしたと言うことは、35歳にして約35年の芸歴を誇る、ドリュー・バリモア初監督作品!

それだけに波瀾万丈の半生を送ってきた彼女ですが、きちっとそれが役立ったというか、肥やしになっています。日本で言うならば同世代で言えば中嶋朋子さんあたりが、年齢や芸歴ともにかぶる感じかなと...

★★★★★

とにかく、映画が好きだと言うことがひしひしと伝わってくる作品。
もちろんすでに自分で制作会社を興して「そんな彼なら捨てちゃえば? 」なんかもプロデュースしているのですから当たり前なのですが、全くと言っていいほど本人が全面に出ていなくていい。

別に監督兼主演のスタイルをどうこう言っているのではなく、主演だけではなく脇をも活かし、どちらかというとエキストラ?なんて思ってしまうほどの感じが、とにかく良い加減。それでいて存在感があるのは芸歴35年のなせる技か。

確かに始まり辺りが若干もたつく印象があるものの、初監督作品であそこまで抑えられたのは立派。アメリカ映画でも、ヨーロピアンでもない独特な味付けが効いた、強いて言えば「バリモアン」に仕上がっています。

いやぁ〜、次回作が楽しみだなぁ♪
あとこの映画、案外サントラも売れそうな気がします(笑)。

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