Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Where is architecture?
2010.05.16
とても良く晴れた先日、「建築はどこにあるの?」展を見に、東京国立近代美術館に行ってきました。
この展覧会は伊東豊雄、鈴木了二、内藤廣、アトリエ・ワン、菊地宏、中村竜治、中山英之という七人(うちひとつはユニット)の建築家のインスタレーションで構成されているもので、建築好きでなくともきっと一度はその作品を目にした事があるであろう、当代きっての名前ばかりがズラっ...と。
そして、入口を抜けるとそこにはいきなり...
中村竜治さんによる「とうもろこし畑」と題した巨大なインスタレーションが出現!
構造物フェチというか、直線、複雑フェチな僕としてはのっけからやられてしまい、この時点で既に垂涎状態MAX(笑)。いやだってこれ素材からして「紙」と「糊」だけで出来てるのに自立しちゃってるんですから、こんなに堂々と!
どんなにじっくり見ても「すげー」、「へぇー」ぐらいの感嘆詞しか口から漏れてこないのですが、この作品が出来るまでの工程をこちらから確認する事で更なる「スゲー」、「へェー」が漏れ、再度訪れたくなること確約です(笑)。
以下、ダイジェストでざっとご紹介。
上段左から5点:鈴木了二「物質試行 51 DUBHOUSE」+ 会場風景
中段右:内藤廣「赤縞」下段全て:伊東豊雄「うちのうちのうち」
「建築はどこにあるの?」
その答えは様々だと思いますが、味噌汁やカレーにその家特有のものがあるように、建築にも同じ事が言えると思っています。
僕が直線やコンクリート、メタルや堅い床、そして四角が好きなのは、明らかに幼少期を過ごした我が家そのもの。
これは恰好が良いとか、ウンチクとかではなく、幼少期の人格形成においては、勉強や遊技といった子育てとのひとつとして、とても重要な要素だと思うのです。
例えば大きな家で育った人は声も大きいですよね?
だって小さい声じゃ呼んでも聞こえないから(笑)。
一軒家で育った子供がマンションに住んでいるお友達の所に行くと、下の階の事など気にせずにバンバン跳ねる(笑)。
だって普段その事で怒られた事がないから...
別に「大きな一軒家が良い」って言っているのではなく、たったこれだけの事でも違いが出てくるのですから、学校の校舎にしてもそうだし、通学路のあの家やこの建物、そして街全体としての建物がひとつの建築物として、水や空気と同じように、人間に必要なものだと思うのです。
だから僕にとっての建築は、僕自身の中にあると思っています。
まぁ難しいことはともかく、とても素敵な展覧会なので是非一度足を運んでみて下さい。8月8日までやっているようです。
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