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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2010.06.14

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何を隠そう、僕が初めて海外旅行に出掛けたのは14歳の時。
確か中学校2年生の時だから、当時の周りの友達からすると比較的遅かった気がします。

行き先はもちろんハワイ...ではなくて、アメリカのほぼ真ん中に位置するテネシー州はナッシュビル。そう、カントリー・ミュージックの聖地なのです。まぁマイリー・サイラスの生まれ故郷って言った方が、解りやすい人も多いのかな(笑)。

それはともかく、なぜDiscoとHip-Hopにどっぷりと浸かっていた僕がそんなへんぴな所に行ったのか?

正確な理由は覚えていないのですが、1人で海外に行きたがった僕に対して、たまたま父親が務めていた会社の事業部の企画か何かに便乗したのでしょう。それなら大丈夫であろう的な...

そして、何故にナッシュビルだったかというと、そのツアーそのものの企画が結構有名な日本人カントリー・ミュージシャンと一緒にカントリー・ミュージックの聖地を訪れるという、他の参加者からすると至極真っ当なお題目なのでした。

またこのツアーの参加者が濃いのなんの(笑)。
終始ウェスタン・ルックのミュージシャンはもちろん、中2の僕にも容易に理解できるその愛人であろう女性、ボクサー崩れでその当時は某ガス会社に務めていたアル中のおじさん、そしてその人達が夜な夜な集うスナックのオーナーとその常連...だったと思います。

そこに中坊が1人ポツンといるんだから、今考えてみても滑稽ですよね。

もちろん着いたその日から帰るまで、朝から晩までカントリー三昧で地元のFM局なんかにも行っちゃって、夜はこの映画の主人公がプレイをしていたようなお店で過ごす。

まったく写真にも記憶にも残っていない時間でしたが、ほんのちょっとだけ呼び戻された気がしました(笑)。


何て言うんでしょう...
例えは違うかもしれないけれど、お味噌汁のような映画。

カントリー・ミュージックの話だから主人公の好きなバーボンのような...なんて例えるのがいいのかもしれませんが、何故か途中からそう思えて来て仕方ありませんでした。

家族も恋人も、未来も過去も、不安や安心感なんていう全ての感情が、この映画に全部つまっている。この一杯の味噌汁を家で飲むことで、何も解決するには至っていないけれど、そんな事とは関係なく落ち着けるというか...

拠り所みたいなものですかね。

★★★★★

ジェフ・ブリッジスが無茶苦茶ステキに格好良く見えるのも、マギー・ギレンホールが最近見た映画に出てくるどの女優さんよりもセクシーに見えるのも、キチンとしたストーリーと脚本があっての事でしょう。

上部だけの格好良さや綺麗さではなく、生活臭漂う、リアルなエロティシズムがそこには確かに存在します。

それにしてもこのオフィシャルサイト、なんでキャストからコリン・ファレルを消したのでしょうか?配給会社の暴挙は今に始まった事ではありませんが、結構重要なパートだと思うのですが...レイアウト的な事...なんて言いませんよね(笑)?

とにもかくにも、Take me home, Country road ...な、心温まる作品です。

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