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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Until death do us part...

2010.06.05

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不思議なもので、これだけ観ていると良い映画というのは極端な話、始まって3、4分すれば大抵分かるものです。

もちろんその逆に、駄作もしかり。
こればかりは理屈じゃないんですよね(笑)。

テーマが重かろうが、軽かろうが、男性向けでも女性向けでも...もちろん子供向けも。実写かアニメも問わないし、フィクションにノンフィクション、そして3Gでも3Dでも一緒。

それはちょうど初対面の人に会った時の印象と同じで、僕の場合はその瞬間に合う合わない、好き嫌いが決まってしまい、以後その判断が覆った事は今まで一度もないというのが面倒なところなのですが...

それはさておき、この映画。
不覚にも始まってすぐに、ニヤッとしてしまいました。


2004年に制作されたデンマーク映画「ある愛の風景」(07年日本公開)のアメリカ版リメイクらしいのですが、そんなことはともかく、とにかくいい!

僕の今年上半期のベスト5には入るであろう作品。

スパイダーマン・シリーズで名を馳せたトビー・マグワイアは影を潜めるどころか、全くの別人ぶりに驚愕する事必至。多くの俳優さんに対して「別に当たり役のままでいいじゃない」なんて思うけれど、彼は別格。何かこういう作品があるからこの仕事を生業にしているんだなぁ...なんて思えてしまいます。

★★★★★

妻役のナタリー・ポートマンに弟役のジェイク・ギレンホール(彼の作品観るの今週2作目だ)もとにかくいい。

舞台となっているのは驚くほど殺風景で、これといった発展した産業もない、ありきたりなアメリカの田舎町。それこそ、この映画の兄弟のように海兵隊員になるか、あるいは犯罪者になるか的な究極の選択。

一見ある家族の苦悩や物語に思えるかも知れませんが、何のことはない、アフガニスタンやその他の戦地に赴く(もしくはその可能性のある)18万人以上の海兵隊員とその家族にとっては、日常とは言わないまでも常に意識している事なはず...

なんて、先日この映画を観ていただけに感慨もひとしおでした。
もちろん野放しで賛成している訳ではありませんが、何が起きているのか、何について反対しているのかをキチンと知る必要はあると思います。

それにしても、この兄弟。
本物の兄弟に見えるから大したものです。

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