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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Pronunciation

2010.06.10

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英語の発音で「L」と「R」の差が難しい、もしくは分からないというのは良く聞く話し。実際旅行をした時なんか、うまく通じなくて「本当は分かってるんじゃないの?」って相手を前に思った経験がある人も決して少なくないはず(笑)。

でもよくよく考えてみればたかが2文字の差ですが、この2文字の壁が厚いのなんの。民族的な顎の構造とかもあると思うんですけれど...

ただ僕からすると、日本人で良かったって思える瞬間でもあるんですよね。
だってもし自分がイタリア人だったとして、日本という国を好きになってしまったら、何千っていう漢字はおろか、ひらがなにカタカナ。考えただけでも頭が痛そう(笑)。

なんてったって、イタリア語は基本21文字のアルファベットしかないんで...

おまけに「犬を買って飼う」なんて、全部ひらがな表記されたらたまったもんじゃない。

そう考えると「L」と「R」の差って大きいって気づきませんか?
だって明らかに違うんですもん(笑)。

そういえば最近こんな事がありました。
とある書店のレジ近くにいると、若い女性が店員さんに誰かに頼まれたのか「何とかの雌って本ありますか?」と質問をしていると「そちらでございます」とレジ前に平積みされているコーナーを指差しました。

へえ、どんな猟奇モノが流行っているのかとつられて指差されているところを見てみると、そこにあったのは全くの別物。

いかに発音が大切かを思い知らされたのでした(笑)。
...というか分かった店員さん、あんたは偉いっ!


とにもかくにも「あのシーンがなければね」っていうのが一つもない希有な作品。
キャスティングの妙も秀逸で、一人ひとりの登場人物がそれ以外の配役は考えられないくらいドンピシャ!

夏川結衣さんの語り部的な設定で進行して行く物語がとても心地よく、堤真一さんをはじめとするキャスト全員の迫真の演技に、あっという間に飲み込まれてしまうこと間違いなしです。

「迫真に迫る」というのが、決して勢いのあるという事ではないという事に気づける傑作。

★★★★★

平日にも関わらず僕が行った劇場は盛況で、特に男性客が目立っていた気がしますが、終わってからいつものトイレ・マーケティングに赴くと、大半の人が目を赤くしていたのが印象的でした。

ただ1点、これは本編にはまったく関係ないのですが、僕はとにかく「血」が苦手で、医療ものであるこの作品も題名から想像できる通り「手術シーン」が数多く登場しますが、正直殆ど目をとじていた事をこの場を借りて演者の方にお詫びさせてもらいます(笑)。

でもそんな僕でも、最後は釘付けでした。
決して難しくなく、押し付けがましくもない、愛情に溢れた、ぜひ劇場で公開されているうちに観に行って欲しい作品です。

作品の善し悪しは出稿量と反比例する、典型的な例です。

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