Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Miyazaki <2>
2010.08.25
宮崎を訪れる際に、もう一つ楽しみにしているのが「鮎」。
実は宮崎在住の我らがM木君は、幼少の頃に鮎獲り名人としてテレビでも紹介されたことがある、野人顔負けのネイチャリスト。今は亡きお父さん直伝の腕前にはいつも脱帽です。
ひと言で「鮎」と言ってもその獲り方は釣り上げたり鵜飼いなど様々ですが、彼の場合は銛で突くというスタイル。
そしてその道具ももちろん自分で作ります(驚愕!)。
まずは手頃な竹(と言ってもシイノメ竹という節と節の間が長い竿作りに適したやつ)を裏山で採取し余計な葉を切り落とし、次に節の部分をなめらかにするために鉈を使って削いでいきます。
それが終わると薪を割り、火をくべます。
頃合いを見て竹を火にくぐらせてるのですが、これは竹を真っ直ぐにするためと中の油分を飛ばし竹自体を軽くして水の中で扱いやすくするため。
次にM木君が取り出したのは彼の宝物でもある、地元の名匠が作ってくれたという金突きには欠かせない銛の本体。
そのわりには錆び付いているかのように見えますが、今度はおもむろに目の前の川に入り適当な石を探す名人。曰く「砥石はいらない」そうで、柔らかい肌の川辺にある石を使って黙々と銛を研ぐ姿はまさにサバイバー!
先程の竹の先端に節を使ってピカピカに復活した銛を差し込んだら、今度はお尻の部分に「引きゴム」というこの金突きの動力になるゴムを取り付けます。実際にはこれを手首に通して引っ張りながら竿を握り、獲物がきたら手を離して「突く」という仕掛け。
最後に全体の仕上がりをチェックしたら完成。
全長2m強の長竿、正直1mくらいのミニサイズを使って川遊びをしている人は見かけますが、それとて実際に鮎を捕まえる人なんて皆無に近い事を考えれば、このマサイ族ばりの長尺で確実に仕留めるM木君がいかにスゴイかがおわかりいただけるかなと...
っていうか、この金突きを作ってる時点で相当スゴイんですけどね(爆)!
次はいよいよ出漁ですが、ボリュームもいっぱいになってきたので明日のお楽しみと言う事で...
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