Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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National Character...?
2010.08.31
お国柄ってありますよね。
「アメリカ人には英雄になれる事を、フランス人には名誉を、そしてイタリア人には女性をちらつかすと躊躇なく飛び込み、日本人にはひと言「ほかの皆さんも飛び降りていますよ」と言うだけでいい」。
これは以前もご紹介した、沈没寸前の客船から大海原に飛び込むように船員がなかなか飛び込まない各国の乗客を促す際のジョークですが、ステレオタイプながら実に的確に各国の特徴=お国柄を表していると思える僕のお気に入りのひとつ。
でももっと身近なところで言うなれば、海外に行ったときの携帯のマナーなんか日本人なら気になりませんか?特に飛行機や列車の中。
離陸ギリギリまで話してるし、着陸したらスグに電源入れちゃうし(笑)。
だから国内をアメリカンとかで乗り継いで、帰国便だけ日本の航空会社にするとその異様なまでの神経質ぶりに同じ民族としてもビックリしたり。
そうかと思えば電車のファーストクラスの客席で正面に(何故に向こうの椅子は回転しないで対面式なのでしょうか?)座っていた淑女がおもむろに着信を取ったかと思えば悪びれる事もなく烈火の如く喋りだして閉口したり(笑)。
そういう自分も向こうから帰った時には「携帯する電話を活用しないのは意味不明(かと言って使用はしていませんよ)」だと思った事も多いのですが、最近はすっかりウルサいなって思ったり。
まぁ要は日常の習慣の大きな括りが「国民性」なのかなと。
でもお葬式ひとつにしても同じく国でも地方によって違うんですから、国民性にビックリするような違いが出て当たり前ですよね。
改めて美術館というのは「美術の館」なんだなぁ...と再認識させてくれる作品。
そしてその普遍的なものに対して入り交じる、様々な立場における「普遍」の定義が人間模様を呈していて実に面白い。
なによりも途中からの館長の行動なんて、生真面目民族代表の我々からしたら思いもつかないくらい(笑)。
...っていうか、まだ完成していないなんて絶対に考えられませんから!サグラダファミリアかってーの!
★★★★★
建築開始に至るプロセスはもちろん、改修が終わるまでの所蔵品の保存方法や新しい展示に向けての美術品の買付など実際の作業を見られるのは実に楽しい。
そして幾度にも渡るプラン変更の末、建築家が合意に至った市民運動家と民主主義に関してコメントした言葉がとても印象的でした。
アートに興味がある人もない人にも、建築に興味がある人もない人も...
あらゆる人にオススメできる作品です。
逆に観終わったら好きになっちゃうかも知れませんね(笑)。
あ、実際のアムステルダム国立美術館は2013年にリニューアル・オープンだそうです...って、あくまでも予定ですが。
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