Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Aichi Triennale 6
2010.09.08
スミマセン。
なんかダラダラ引っ張っちゃって...(汗)。
今日こそ最終日なので、引き続き「あいちトリエンナーレ2010」の私的まとめにお付き合い下さい。
実は今回一番気になったのはバリアフリー。
トリエンナーレのメイン会場である愛知芸術文化センターや名古屋市美術館といった施設はトイレやエレベーターといった設備も充実していますが、それ以外の施設では不備な点がある事はHPでも確認できますし、場所柄致し方ない点も。ただそれらの詳細が未だに「整備中、お待ち下さい」というのはいかがなものなのでしょう。
正直、長者町会場では作品としての味が出るかわりに、健常者の僕でもしんどいくらい階段や移動距離を強いられるケースが多数見受けられましたし、会場問わず「土足厳禁」のインスタレーションが多すぎるような気がしました。
別に脱ぐことはいいのですが、それならなるべくひとまとめにするとか、脱ぎやすい靴を履いてくるように勧めるとか、あれだって結構な労力ですし、実際後半は靴を脱ぐことが解った時点でスルーした作品もあったくらい。
別にトイレや移動手段だけがバリアフリーではないと思うのです。
話は前後しますが、不案内という意味でも象徴的だったのが長者町会場C31のケリス・ウィン・エヴァンスのインスタレーション。「Pocket Maps」と「長者町会場マップ」には18:00〜23:30と時間表示があるのですが、紙一枚の「会場案内マップ」(この時点あまりのMapの多さでわけがわからないと思いますが)にはそれがありません。
つまり(僕がそうだったのですが)、運悪く「会場案内マップ」しか手にしていない人は時間外にその場に行ってしまうと何の意味もない結果に。そしてたどり着いたとしても、別にそのビルに入るのではなく、屋上で展開される何か(見ていないのでスミマセン)を「通りの向こうから見て下さい」云々の注意書きが一枚あるだけ。
ここ、伏見通りっていう結構な大通りを渡らないと行けない所なんですが、それならば一行Mapにもそう書き添えるべきだと思うのです。だって実際に僕たちがたどり着いた時には、暑い最中片足をひきずってわざわざ来たのに、その掲示を見てまた帰っていった人だっているのですから!
この辺りはいわゆる学生主催のイベントではなく「あいち」と銘打っているのであれば可及的速やかに対応されたほうがベターかなと。
そして最後に今まで挙げた全てに関係する事ですが、そう言う意味ではもっと無料の移動手段である草間プリウスとベロタクシーの情報を的確かつ有効に利用できる様に流すべきだと思います。
正直会場に着いて写真を撮るまで、この車がチケットを持っている誰もが無料で会場間を移動できる手段だと言う事を知らなかったのですから! 確かにニュースか何かで「名古屋の街を走り始める」的なのを見た記憶はありますが、公用車か何かだと思っいただけにビックリです。
この点は9月5日付けのブログで公開されていましたが、開幕から2週間経ってからというのも考えものです。そもそもこの情報は「会場・アクセス」もしくはトップにあるべきなのでは?単に見るだけと実際に乗れるでは集客効果も随分違うと思うのです。
それと困った時の草間頼みではありませんが、長野県出身の彼女だけではなく、もっと地元出身のアーティスト作品をモチーフにしてアート感を演出しても良かったのではないでしょうか。例えば昨日紹介した渡辺さんの蝶や志賀理江子さんの作品がラッピングされていた方が街全体をアートに包むという趣旨により近いと思うんですよねぇ...
まぁ確かに視認性は高いですけどね...
な〜んて散々偉そうな事を書いて来たかもしれませんが、週末は面白そうなパフォーミング・アートもあるようなので、僕自身は可能であれば会期中にまた行きたいと思う、将来の可能性を感じるイベントなのは確か。
ボランティアの方々も驚異的な猛暑のなか日陰を探しつつ街中や会場に立ち、一生懸命にサポートしている姿を拝見しました。本当にご苦労様です。
いずれにしても次回の開催は3年後。
準備期間はたっぷりあります...よね(笑)?
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