Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2010.09.28
皆さんは死について考えた事はありますか?
あ、いや、別にこれからヘビーな事を言うつもりもありませんよ。ましてや僕自身が死にたいと思っているわけでもありませんし、検査で何か見つかったわけではありませんのでご安心を(笑)。
それに、折に触れこのブログでも書いていますが我が家の男子平均寿命は94歳。そんな長寿一家に生まれ育った僕は「当分死なない」と子供の頃から漠然と思いながら(別に僕に限った事ではないと思いますが)育ってきた訳です。
ただここ最近...というよりも年齢的な部分で言うならば、平成21年の日本人の平均寿命は女性が86.44歳、我ら男子が79.59歳。つまり今の僕は完全に折り返し地点にいるわけです。もっとも最近話題の生存確認が取れない100歳以上の高齢者の事を考慮すれば、実はもっと下回っているのだと推測するわけです。
だからというわけではないでしょうが、最近妙にこの手の題材を扱った作品を観ると、琴線に触れるというか涙もろくなってしまうのです。もちろん年と共に涙もろくなって来ているのは間違いありません(笑)。
ただザ・ロードという作品を観た時もそうでしたが、キチンと自分の人生に大して向き合う事の大切さを今更ながら感じる事が多くなってきたのです。
だからと言って毎朝起きる度に「今日も頑張ろう」とか自己啓発的な事は相変わらず皆無な僕ですが、残りの人生で何を残せるかを漠然と考える事が多くなったのかも知れません。
そう、「死について考える」というよりは「限りある人生をどう生きるかを考える」というのが正しいのかも知れません。
淡々と進行する物語。
それでも観る側の感情を抑えつけるかのように訴えかける力強さが潜んでいます。
英語ベース(一部フランス語)の作品にしては2008年という制作年に驚きますが、普遍的なテーマ故か古くささは微塵も感じることはなく、逆に所々で見せる美しいカットにハッとさせられる事でしょう。
★★★★★
ジョン・マルコビッチ。
どちらかといえば、正直この人の出ている作品はあまり好きではないのですが、僕の中ではベストの1作。もっともファンの人には物足りないのかもしれませんが...
終わり方には色々な意見もあるでしょうが、そこにこそこの物語の本質があるのだと思いました。
いい映画だなぁ...と。
これが素直な感想です。


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