Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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あなたはVISIONAIREを知っていますか? <19>
2010.09.20
じゃあどうやって表現しているのかというと、エンボス加工というイラストなどの作品を金属製の凹凸のある型にしてそれで型押しして白い誌面に立体的に浮かび上がらせたり、限りなく白に近いクリーム色のインクを使うことによって表現したり、前記のチャイニーズ・ペーパーカットでRuben Toledoのイラストを1枚ずつ薄手のナフキンを型抜いたものを何パターンか挿入したりとそれは手の込んだものでした。
ちなにみ僕が一番最初に持ったVISIONAIREの名刺(というか、日本国内での交渉を進めるために僕が提案して作ってもらったので、それまでは名刺というツールが存在していませんでした)はこの11号を制作したときにイラストレーターのFrancois Berthoudの作品を刷った際に余った紙とインクで印刷されたので、こんな感じになっています。
まったくをもって無駄がない(笑)。
そしてこの頃の号に必ず挿入されていた、当時VISIONAIREとしては唯一のファッション・セクションで、NYタイムズ紙のファッション・ショー等の写真を撮っていたBill Cuninghamがコレクション・リポートを寄稿していましたが、これもかなり色が薄めに仕上がっています(笑)。
また面白いエピソードとしては当時「ファッション通信」の取材が入るという事で、前日に「全身白着用」命令が出て、慌ててBroadwayにあるジーンズ・ショップに人生初のホワイトジーンズを買いに行き、翌日は白のボタンダウンを合わせた出で立ちでオフィスに行ったのを覚えています。
その当時の写真は、ドイツの7Lから発売されてる"DREAMING IN PRINT"というVISIONAIREのバックナンバーの軌跡を追った写真集の最後にも掲載されているので、お手元にある方はページをめくって見て下さい(笑)。
そういえば、僕が「White Maniac」(オフィスの家具から電話、ステレオに至るまで全て白だったので)と揶揄していた傾向もこの頃からだった気がします。
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