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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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The inner palace...

2010.10.01

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今や空前のランニング・ブームで巷は大騒ぎ(あれ?あってますよね?)。

皇居周辺もちょっと前までは、せいぜい近場の銭湯がランニング後の「憩いの場」的な事を聞いていたかと思ったら、いつのまにやらメーカー主導のものをはじめ、様々なランナーズ用の施設が出来ている盛況ぶり。

おまけに夕方のニュースなんかでは川原での違法ゴルフ練習と同じような扱いで一部のマナーの悪いランナーの事を特集するくらいですから、結構な勢いでブームなのは計り知れますが、そういう意味では普段殆ど走らない僕でもあれだけの距離を信号待ちすることなく連続して走れるというのは、この大都会においては希有な存在かつ気持ちのいいものだというのは充分できるわけです。

でも不思議ですよね。
そんな現代人の健康志向やらマナーがどうのと言って走り回っているのはかつての江戸城の周辺。あの家康はもちろん歴代の将軍が城主となり、周りには様々な武家屋敷が建ち並び髷を結い刀を差しという出で立ちは日本独特で、現代の我々の服装との差を考えれば欧米のそれとは歴然の差。

なんともミスマッチなようで、どことなくロマンティックだなぁ...なんて事を思ってるのは僕だけ...でしょうね(笑)。

大奥

とにかく男女が逆転してしまっているという発想が面白い!
...と思ったらやっぱり原作は漫画だったというオチなのですが、とにかく着眼点がスゴイのと、ただ逆転しているだけではなくそれに伴うディティールの追求具合が立派。

特にラストのキッカケになる辺りは「よく考えるなぁ」と感心しながら観ていました。

★★★★★

ただ残念なのは主演の二宮君。
基本的にこの人は脇を支える役者さんがいないと、ただの内気な中学生のよう。セリフも棒読みだし、何か浮き足立ってるっていうんでしょうかね?

特に冒頭の堀北真希とのあたりは彼女の良さは出ているのですが、その器量故かまだ彼の至らないところを支えきれずに、多少観ているこちらが恥ずかしくなるほどですが、ベテラン勢と絡み出した途端、水を得た魚のように輝き出します。

一番最初と一番最後(の演技)を除いては、実に面白い娯楽作品。
十三人の刺客とは180°違うテイストですが、これはこれであり。

そして柴崎コウ。
年初に観た自分史上最悪の映画がまるで嘘のように良かった。
この人はこういう方が映える。

それにしても吉宗を演じるのが彼女なんて!
僕が子供の頃には吉宗は松平健って決まってたんですけどね(笑)。

とにかくその発想に脱帽。

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