Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Beauty is enjoyable...
2010.11.15
当時Broadwayの560番地にあったギャラリーで購入した一枚のモノクロプリントがはじまりでした。 実はHelmut NewtonとHerb Ritzのヌード作品(もちろんサイン・エディション入り)と1週間以上迷ったあげく、結局購入したのは、Edie Sedgwic が被写体のコンタクトシートのような作品で、当時で1500ドルはしたと記憶していますが価値としてはその後死去してしまうニュートン達の作品を買っておくに越したことはなかったのでしょう。
でもやっぱり自分がニューヨークに憧れた理由がウォーホールだった以上、どうしても譲れなかったんでしょうね(笑)。
ただそんな思いを込めて手に入れた作品も買ってしまえばなんとやらで、20年近く経ったいまも未だにフレーミングすらしてないんですから不思議。
でもね、この映画を観ていて奥方であるドロシーの言った言葉に「そう、そういう事なんだよ!」って妙に共感しちゃいました!
「ハーブ&ドロシー」
幸福感に満ち溢れた作品。
いや、アートだったりコレクターの話ではあるんだけれども、結局は夫婦というか、幸せの在り方の話だと思うんですよね、きっと。
だってどちらかがそれ以上でも、そしてそれ以下でも成立しない関係性なんだなと。
たまたまその共通のファクターがアート・コレクションであって、たまたまそれが世界に名だたるものであっただけで...
そして、だからといってそれがコレクションし続けている理由ではなく、でもだからこそコレクションし続ける事ができる阿吽の呼吸って言うんですかね。
とても幸せな夫婦の一つの形を見せてもらった気がしました。
★★★★★
多幸感というか本当に微笑みに溢れた幸せな時間が過ぎて行きます。
感涙してしまう人がいても何ひとつ不思議ではないですし、出来ることならそのまま見続けていたいというか、何日観ていても飽きの来ることがない作品。
そして、出来ることなら僕も彼らのような一生を送れればと思うわけですが、その足元にも及ばないことは僕自信が誰よりもわかっているわけで(笑)。
やれアートだファッションだって頭でっかちにわかったフリをしている人でこれを受け止められないとするならば、本質を見間違えているのかもしれない...
自分も含めてそんな真摯な気持ちにしてくれる原点のような作品です。
もちろん皆目見当がつかないという人が観ても充分に楽しめます!
ドロシーが言うように、理屈や理論じゃなく、視覚で楽しめば良いんです!


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