Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Is this the end...?
2010.11.16
小学校高学年まではアイドルが大好きで、ほぼ卒業と同時に家庭教師の影響でDISCOにどっぷりハマり、その後はHip-Hopという道を順調に歩んだ僕としては一人っ子ということもあって兄弟の影響を受けることなく高校に進学したのでした。
当時周りにいわゆるパンクやロックやレゲエ等を聴いていた友達は皆無(もしくは付き合いがなかった)だったので高校から入学してきたのちの友人たちによって僕の音楽環境に大きな変化をもたらしました。
何年か前に解散してしまったバンド「KEMURI」のギタリストで今は横山剣率いるKen Bandで活動している南君も、もう一人敏ちゃんという知ってる人は知っているDJ?(NYのA1 Recordでも働いてた)と共に海外帰国子女組で編入してきたクチ。2人ともパンクが好きで、比較的保守的なキリスト教の一貫教育校の入学式にコートに安全ピンを刺してるスタイルで話題をさらっていた(というか好奇の目で見られていた)ものです。のちにみんな仲良くなりましたが、この日の事を2人は「いつかこいつらをブッ殺してやる」と思っていたと言うから物騒な話です(笑)。
大抵の友達はお兄ちゃんとかお姉ちゃんから多少なりの影響を受けているので、最低限ビートルズをくらいは聴いた事があるのですが、前記の通り一人っ子の僕はちゃんと聴いたこともなければ、どちらかと言えば「演歌」ぐらいの感覚でしかいなかった所に変化をもたらしたのが、同じく外部から来た「やっちん」でした。
折しも日本はバンドブーム到来の兆しがあった時期で、日本語の楽曲をちゃんと聴いたのもいわゆるビードルズやドアーズを聴いたのも彼の部屋が初めてだったはず。のちに無二の親友になるくらい一緒にいるから当然ガッツリ影響を受け、ライブハウスに行ったのも彼とが初めてでした。
当然週末になるとクラブに行く事もあれば、酒を持ち合い誰かの家に集まって音楽を聴きながらあーだこーだと言っていたのも懐かしい思い出です。
ただ僕はみんなが語り合うのがあまり好きではなかったんですよね。だからわざとエロ本を読んでました(笑)。エロいからとか話題について行けないとかではなく、単に非現実的かつ非生産的だとしか思えなかったというのが一番の理由で、話の途中でエロ本を見るっていう行為は僕のささやかながらの抵抗だったわけです(笑)。
まさか記念すべき今年の自腹劇場鑑賞200本目がこの作品になるとは思いませんでしたが、普通に面白いし、ジム・モリソンというファクターを使ってその時代を切り取っている感じが...というよりもその時代が彼によって切り取られていた感じがとても分かりやすく感じる事ができる作品。
ファンに限らず十二分に楽しめるし、逆にこの映画を観てファンになる人がいてもなんら不思議はないでしょう。
★★★★★
いつかはジム・モリソンやジャニス・ジョプリン、そしてジミヘンみたいに俺も...なんて誰もが言いそうな事を言っていたその「やっちん」も昨年本当に死んでしまいました。
人生何がどうなるか本当に分からないものですが、今日はなんとなく彼と一緒に、彼の家でみんなでライブビデオを見ていたのを思い出しながらの観賞でした。あ、でも全然しんみりとしたものじゃありませんよ、あいつが生きてたら一緒に行ったのかなぁ...なんて思ったけど、きっと行ってないでしょうね、終わった後の語りが面倒くさそうだから(笑)。
全然関係ないですけどこの作品、Rhino Entertainment っていう会社が制作したんですけど...まさか、蔡さん... なーんて、えっ?そうなんですか??


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