Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Ho ho ho ho ho ...
2010.11.25
毎年この時期になると街中がそわそわし始める季節。
アメリカで言うなればThanks Givingの週末を期に始まるホリデーシーズンの到来であり、街中が賑わい家族や恋人、そして友人達にプレゼントを買い求め賑わう季節の始まり...
幸か不幸か12月25日に生を受けてしまった僕としては単なる自分の誕生日でしかなく、それでいて「クリスマスに生まれる」という至極覚えやすい日付にもかかわらず、毎年24日になると「あれ?今日だっけ?」って言われる度に「今日はラブホでセックスする日だろ!」と悪態のひとつもつきたくなる季節の訪れ(笑)。
とはいいつつも、この歳になってもキリストと同じ誕生日に生まれた事に特別な思いを全く感じないわけでもなく、かといってお祝いメールが来なくなったところでそれほど悲観的になるものでもありませんが、子供の頃はまた別のお話。
「なんで僕はお祝いしてあげたのに誰々はしてくれないの?」...っていう絶望にも近いあきらめの季節。
だって終業式も終わって、後は晦日に備えて田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に向かってたり、雪山に向かっている友達も多くて不思議のない時期でもあったわけです。それなのに大抵の友達といえばありきたりの平日に誕生日を迎えて皆にお祝いをしてもらえて不公平だと言って母親を困らせていたのを覚えています。
あれ?僕って結構面倒くさかったりします?
でも、いくつになっても何だかんだそれなりに悩ましい季節でもあったりするんですよ(笑)。
2時間半という比較的長い時間を覚悟して挑んだものの、不思議と引き込まれてしまう作品。途中からはもうその家族の一員のような感情移入というか、すべての出来事に一喜一憂している自分がいる事に驚かされました。
★★★★★
一人ひとりの登場人物は一見風変わりに感じがちですが、よくよく考えてみれば我が家の常識は他人からしてみれば非常識とやらで、全てとは言わないまでもどこの過程にも困った親や兄弟、そして親戚はいるはず。
個人的にはカトリーヌ・ドヌーブ扮する母親が銀食器の手入れをするシーンがあるんですけれど、あれが何かホリデーシーズンを象徴していてとても好きでした。あ、ちなみに我が家ではあれは父親の仕事なんですけどね(笑)。
いずれにしても改めて一人っ子で良かったと思う反面、家造りの基本というか必要なものは何かという事を見出した気もします。Home sweet home...というのは言葉だけじゃないんだなって思える象徴的な作品でした。
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