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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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What's on your mind!?

2010.11.22

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「以心伝心」という言葉があります。
実に日本人らしく、素晴らしい意思の疏通のひとつの形であることは僕が今更ここでどうこう言う必要はないでしょう。

但し実際の現代社会における僕の持論としては「基本的に思いは伝えなければ伝わらない。」というのがあります。もちろん長年連れ添ったパートナーや気の合う仲間、そして友人に対しては例外的であっても、こと他人に対する接し方はその倍以上に気を遣うというのが当たり前だと思うのです。

簡単な例を言えばこうです。
仮に道端で人にぶつかったとしましょう。

人にぶつかってしまったのは不可抗力としても、大抵「スミマセン」という気持ちは誰しもあるはず。だから「ぶつかったのは悪い=人ならスミマセンと思うのが当たり前=よって何も言わないでいい」という図式では争い事が起きるのは必至なわけです。

もちろん例外もあるでしょうが、そのために自らの「ごめんなさい」という気持ちを表すために文字通り「ごめんなさい」や「失礼」、「すみません」という言葉をお互いが口にする事で無用な争い事を避ける事ができる仕組みになっているはずなのです。

ところが最近特に感じるのは年配者における横暴とも言えるマナーの悪さが目立ちます。これは街中でも電車内、そして店舗などでも頻繁に見受けられ、一部の雑誌などでは取り上げられる事もあるほど。

一時期は若者のマナーの悪さや横暴さが取り沙汰されていましたが、正直個人的な感想等しては団塊世代っていうんですか?こと年配者のマナーと常識のなさ(開き直り?)には不快感を通り越して閉口していまうケースが多く見られます。

例えばエレベーターで待っていてあげるのが当たり前。席を譲ってもらうのが当たり前。ドアを開けてあげるのが当たり前、ぶつかっても若者が避けるもしくは謝るのが当たり前...などなど「おいちょっと待てよ」と言いたいのです。

もちろん目上の方を敬うのは当たり前のこと。何もお礼を言って欲しくて席を譲ったり何かをしているわけではありません。ただいくら当たり前の事だからといって「目上然」としてひと言もお礼を言えないのはいかがなものでしょう。

「最近の若者は」なんていうフレーズは今は昔、個人的にはよっぽど金髪でチャラチャラしてそうな若者ほど「あ、スミマセン」「ありがとうございます」って普通に口にしてると思うのです。

そして今日はそんなマナーの欠片もないギリギリに駆けつけた(らしい)オバサン3人のために実に不快な思いをし、結果映画館を途中で後にするという出来事が起きたのです。


その映画館近辺には前売り券を取り扱っている金券ショップがないため、わざわざ一駅手前で降り、チケットを購入してから映画館に向かいました。開演1時間前以上に劇場に赴き整理番号を入手し、その後近くのカフェでワインを飲んだり楽しい時間を過ごしつつ、会場5分前には入口に並び、着ていたコートと白いハンカチを使って席を取り、またカフェへと戻っていったのでした。

ところが本編開始前に映画館に戻ると、席を取ったはずのハンカチは横のコートの上に置かれ、そこにはその隣に座っている人の荷物があるではないですか...

とはいえ暗がりのことですし、一列後ろも前も空いているので「あ、スミマセン!」のひと言があれば「いえいえガラガラですからだいじょうぶですよ!」なんていう笑い話で済むものの「落とし物だと思ったのでどけました」ってお前その前にひと事「スミマセン」だろうと!?

「ちゃんと先に来て取っておいたんですが」と説明してもひと言も謝意を示す素振りもなく、逆に「それならどうぞ、いまどかしますから」のような言い様に頭に来て、声を荒げそうになるも周りのお客さんもいることですからそこは我慢で一列後ろにずれたのですが、あまりの横柄さに怒りが収まらずに始まって1時間ほど経ったあたりで(内容に集中できず)途中退席し、劇場の責任者に事の顛末を説明しこちらの正当性を納得してもらった上で払い戻し(現金ではなく同じ映画の鑑賞券)と、そのオバサンを呼出してもらい直接謝罪させるに至ったのですが、そこからの年配者の開き直りがヒドイ。

いや、お前小せえな...なんて思われるかもしれませんが、こっちは2時間以上前から...えぇ確かに勝手に(特に年配の方が多くかつ自由席のみの銀座、神保町、そしてこの劇場では必ず)そういう不快な思いをしないように自己防衛策を打ってきたのに、開演間近に入ってきた上に一向に非を認めないババアに無駄にされて堪るかっていうものが本音です。

もちろん、一応念のために自由席で映画をご覧になった事はありますかと確認したのですが、この期に及んでも「まずは謝るのが先でしょう?」と諭すまで謝る素振りもみせず「いい訳ばかり」。

挙げ句の果てに「あなたよりも生きている=自由席の映画は見慣れている」然の理不尽な態度で切り抜けようと思う姿勢が間違っていると思うのです。あれではまるでこっちが頭のおかしい人に見えてしまいます(笑)。

年配者然として偉ぶるのであれば、それなりに尊敬できる根拠を示せと言いたい。それなりに、自然と立ち振る舞うべきだと。

そもそも端から別に謝って欲しいなんて事はこれっぽっちもなくて、あまりにも言い訳に終始するかと思えば「それではその事に対して謝れば宜しいんですね、すみません。で、この後はどうすればいいですか?」だって。あきれて物も言えなくなったので「どうぞ戻ってお楽しみ下さい。」と言ったらいそいそと戻って行かれましたが、楽しかったんですかね?実際の所(笑)。

ただこれって別にこのお三方のせいだけではないと思うんですよ。いまや当たり前の事、常識的な事すら相手の年齢関係なく注意しなければいけないご時世。それこそ前記の比較的高齢者の多い映画館なんて携帯鳴りまくりですもん。

良くテレビのCMで「これはCM上の演出です」って考えれば解るだろう普通!ってツッコミたくなるも、勘違いするからわざわざテロップ入れるわけで...大変なご時世ですよね。

ただ今日の劇場以外は上映中も足下灯が他の映画館よりも明るかったり(むしろ明るすぎたり)、席を立つ際には置いた荷物に貴重品を残さないよう注意を呼びかけたりしているのを見受けるのですから、ひと言チケットの半券を渡す際に「荷物を置いてある所は他のお客様がすでにいらっしゃる可能性がありますのでお気を付け下さい」と付け加えるだけで済む話だと思うんですけれどね...

兎にも角にも約3時間くらいを無駄にした1日でしたが、近々改めて観に行きたいと思います。

でも「最近の年配者は...」という状況は本格的な高齢化社会を迎えるいま、今まで以上に深刻な問題になっていくのは必至ですし、結局父親が頑固で意固地な祖父に似るように、いずれは自分たちもそうなるのです。ただその量的な部分や進化した文化や社会がそれらを疎外することのないシステム作り(お互いの気持ちの持ちようでもいい)が必要だと改めて感じた次第です。

えー、末筆ではございますが、今日はダラダラ文句野郎でスミマセン。
深く反省しておりますです m(_ _)m

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