Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Is he a convict?
2010.12.02
日本語で「警察」というと、いま皆さんが頭の中で無意識に理解(認識)した感じだと思いますが、映画を観ていると、特にアメリカ合衆国の警察機構(警察権のある機関)の複雑さに「どう違うんだろう?」なんて常に疑問に思っている方も多いのでは。
彼の地の事とはいえ長年住んでいた僕にもサッパリどころか、間違いなく当のアメリカ国民にとっても複雑過ぎて解らないというよりも、すでに気にもしていないという人の方が多いはず。
だってWikiをそのまま引用すると『アメリカが連邦制であることに加え、自治の権限が高いことから、連邦、州、郡、市、町、村の各政府が、独自の組織を対象とする管轄(多くは行政区画)ごとに設置できる。日本の皇宮警察や麻薬取締官のような特別な法執行機関も多数存在し、日本では考えられないような組織にも警察権が与えられている。』で、その数なんと20,000前後の機関が警察権を持っているって言うんですから!
もちろんその中にはお馴染みの連邦捜査局(FBI)から「アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)」 に「麻薬取締局(DEA)」、「連邦保安局(USMS-United States Marshals Service)」なんてのも含まれていますがこれらは全て司法省の管轄下。
ちなみにいわゆる「POLICE」は州や市町村警察で、マーシャルやシェリフなんて聞き覚えのあるものにもそれぞれ権限があって、当事者がその権限と守備範囲を確認している間に犯人が逃げてしまうんじゃないかと思うほどとにかく複雑。
日本にも確かに何かと最近話題の検察や海上保安官なんてのもありますが、まぁそれとて理解できる範囲...なんて思っているあなた、試しに「日本の警察」で検索してみて下さい。絶対に頭を抱えてしまうことは保証します(笑)。
いい感じのB級作品。
いや、内容はさほどでもないんですけれど主演のウェズリー・スナイプス以外の俳優陣の毛穴から漂ってきそうなB級感がすごいのなんの。だってオフィシャルサイト見ても彼以外の俳優の名前すら出てないし、そもそも作りがブログスタイルってところからしてB級(笑)。
ただウェズリー自身の身のこなしは切れがあってスゴイなぁ...なんて感心していたらそれもそのはず、12歳の時にカンフー、カポエイラを習得して空手は5段の腕前って言うんですからその所作は折り紙付でとにかく綺麗。ああいうのは作品をグッと引き締めてくれますよね。
★★★★★
奇しくも日本でのこの作品の公開に合わせたように収監されてしまったウェズリー。
そう、いま彼は今年の7月に脱税容疑での禁固3年の刑が確定したため刑務所に服役中なのです。
すげーなーアメリカ...
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