Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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What is your talent?
2011.01.27
昨年末だったか年が明けてからだったか、いずれにしても年末年始の深夜にとても興味深いTV番組がありました。
SMAPの中居くんが司会で、作詞家の秋元康さんと小室哲哉さんとの対談。ご覧になった方もいるかな?
メンツが面白いのはもちろんなんですけれど、おニャン子をはじめいまや飛ぶ鳥を落とす勢いのAKB48のプロデュースはもちろん、それこそ知らない人は誰もいないほどのヒットメーカーである新旧二人が思いを語るのですからつまらないはずがない。
新旧...なんて書きましたけれど、今や年長者の方が新と逆転しているのもこの業界らしくて面白いなぁと(素人目線ですが)。
もちろん質問内容も回答も興味深く、お互いリスペクとしているようで牽制しているような、社交的なようで人見知りみたいな微妙な距離感がまた何とも面白くて(笑)。
でもその中でとても印象的な言葉がありました。
うろ覚えなので細かい部分はともかく、中居くんが「自分へのご褒美ってなんですか?」って投げかけた質問に答えた秋本さんの言葉。
「自分にとってご褒美っていうのはヒットを出したから何かを買ったりするんじゃなくて、その事によって次の仕事がしやすくなる。今まで出来なかった事が出来るようになる」みたいな事を言われていて、これがとにかく心に残っているのです。
そして記憶にも新しい小室さんの事件も交差しつつ、その彼の表情を含めて、時代を造るヒットメーカーの素顔を垣間見た気がしたのです。
言うならば「あいだみつを」のような、金言集?
二十歳にも満たない少女達のアイドルとしての自分の立場、置かれた環境などに対するアティチュードの高さにただただ驚かされるばかり。
自分と比較してるんでしょうね、きっと。
ハッとして思わず彼女たちのひと言ひとことに対して前のめりに聞き入ってしまいます。
ここ最近で一番真剣に観たんじゃないかな...
★★★★★(☆☆☆☆☆)
ただ映画としてはどうなのかなと。
冒頭の構成も全体的にドキュメントって言う割りにはイマイチ良くない。
あんなに素晴らしい彼女たちの想い=コメントが活かされていないっていうか嘘っぽく見える。ファンの人はあれでいいのかもしれないけれど、今のAKBの立ち位置を考えるのであれば、最初と途中と最後くらいだれでも知ってる曲をキチンとしたクオリティーで入れてくれた方が説得力があるのかなと。
あれがあるからこれがあるみたいな...
なんとなく「THIS IS IT!」日本版を勝手に期待していただけに、若干「良くできた内輪の打ち上げ用ビデオ」か「節税対策」みたいな感じにはガッカリ。
仮にアイドル=偶像という観点で捉えているとするなら、大人達の作り込みの甘さに期待ハズレかなと。
別にプロパガンダが悪いとは思わないけれど、煽った以上、期待に応えるのもプロパガンダの使命だとは思うんですけどね...少なくともお金を払ってこの映画を観ている人たちへの責任はお忘れなく。
なので今日の★は彼女たちに。
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