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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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What's wrong with you!?

2011.01.05

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突然ですが、あなたがレストランに行ったと仮定します。
その後に用事があるので、サッと入ってサッと出られる便利なチェーン店を利用しました。できるだけ早く出てきて、かつ何かあっさりしたものをつまみにビールを飲みたいと思ってメニューを見ていたら、目に止まった一品が...

さて、ここで問題です。
下の写真2枚のうち、次のメニューの品名に当てはまるのはどちらでしょうか?

「国産牛もも肉のタタキ ルッコラとパルメジャンチーズで
wrong1.jpg wrong2.jpg
正解は...
な、なんと両方なんです!
ここからは今日僕が訪れたお店で実際にあった話なのですが、正確に言うとこのお店では「両方なんだそうです」(笑)。

まぁ一般常識に照らし合わせて考えればそんな事はあるわけないのですが、なんと一番最初に運ばれてきたものが写真①。

そしてさらに一般常識に照らし合わせて考えれば、そこには「ルッコラとパルミジャンチーズ」は無く、「オニオン、パプリカ、人参にネギで」というのが正しいと思われるたたずまい。当然あれ?って思ったのでウェイトレスさんにメニューを持ってきて貰って確認をすると写真③の通り。
wrong3.jpg
すぐにウェイトレスさんに「僕が頼んだのはこれだけれども、どこにもルーコラとパルメジャンチーズはないよね?」って聞いたら「少々お待ち下さい」と奥にいるチーフ的な女性に聞きに行ったかと思うと、何やらごちょごちょ話している様子。

その後こっちに来るのかなと思いきや、チーフらしき女性が来るわけでもなく、そのお皿を持ったままウェイトレスさんは厨房の奥へ...恐らく作った本人に確認しに行ったのでしょう。

でもね、ちょっと待ってくれと。
こっちはとっと食べて飲んで出て行きたいからこの店を、そしてスグに出てきそうなものを選んだのに、ウェイトレスさんは一向に奥から出てこない。まさかこんな顛末になろうとは思っていなかったので、時間を計っていたわけではありませんが5分近く経っても答えが出ない。

頭に来て他の人を呼んでようやく責任者(正確には店長は不在)らしき人が出てきたと思ったら説明されたのが「メニューに変更があって今はこれに変わった」と。

「お前アホか?」って誰でも思いません(笑)?

それならばまずはメニューにテプラとか手書きでも変更を加える、それが出来ないなら口頭で「お客様、メニューにはこうこうとありますがこういうものに変わっております」って一言添えればいい話。それで注文するか違うものにするかはこちらの選択肢だと思うわけです。だって普通に材料がないなんて事あるじゃないですか。

せめて「すみません!実はこうこうこうなのでお気に召さなければ、すぐに他のものを」くらい嘘でも言えばいいなんて飲食業界素人の僕でもわかりそうなもの。もっとも飲食は素人ですが、お客のプロなんで。

そんな当たり前の事もせずに、挙げ句の果てに「お待たせしました」って何も言わずに出されたら、もし今までルーコラとパルメザンチーズの原型を知らない人なら気付かない可能性だってあるわけですよね。これって見方を変えれば大問題だと思うわけですよ。

ある意味、詐称というか偽装ですもの。話を聞く限り前の店長の時から①を出していたとの事で昨日今日メニューが変わったわけではないよう。という事は少なくとも一人以上の人は気付かずに①を食べて帰ったはず。

最近のGrouponのおせちじゃないけれど、認識が甘いというか、これが仮に惣菜としてスーパーに納入されてたら大問題だと思うわけです。もっともスーパーなら納品担当が気付くでしょうが(笑)。

で、困った事にこの店が傘下の店すべて普通に名前が通っていて、場所は渋谷のセンター街の近くでまだ冬休みの最中だから地方から出てきた若い人達だっているはずだっていう事。ルーコラの味も、クラフトの粉チーズしか知らない子だっていて不思議じゃないし、そういう僕だって20年以上前にミラノに行って初めてルーコラを食べたし、パルミジャーノのホールやスライスって言うのを見たくらい。

ただここで一番重要なのは、そもそも最初はただの笑い話程度の話だったと言う事。

例えるならラーメンを注文したらベビースターが出てきて、これ違うよね?的な話だったんですけれど、あまりにも店側の対応に誠意がないって言うよりも胡散臭くて僕の怒りも当然のごとく徐々に膨らんでいったわけです。

そしてあまりの酷さに「ツイッターとブログ用に写真を撮っておきたいから、さっきのを持ってきて」と頼んだら、なんと①と②を持って来たではありませんか!

あり得ないと思いませんか?
この店には供する事ができるルーコラとスライスできるパルメザンチーズがあるにも関わらず、メニュー(=注文)と違ったものを平気で出しておきながら、文句を言えば普通に出てくるんですよ!?

意味が分かりません。
②が出てこないから今までのやり取りが成立するのに。(もっと言えば本来は①なんですが特別に②をお作り出来ますって最初にやり取りできたら良かったのにって)

その時点で怒りはピークに達して「君では埒があかないから、本社に電話をして」って頼んだが最後。繋がらない、担当者がいないの一点張り。遠くから見てても普通に電話で話してるのに...

ようやく話せたと思ったら担当ではなく、恐らくたまたま電話を取ったであろう事務職らしき女性。それでも一通り事情を説明したらマニュアル通りの「お客様のご指摘はごもっともで、貴重なご意見を頂戴し」的な返答。

もちろんその女性に非はないし、たまたま出てしまって不運としか言いようがないでしょう。でもこちらからすればポイントは「こうやってお客様に言って頂けて」って言いますが、どのポジションにおいても自分たちの不始末によってクレームを対応しているお店サイドは彼らの月給の中で賄われる基本業務の一部という事。

頭にきても、理不尽なクレームでも、もしくは真っ当なご意見でも頭を下げて聞いているだけで(上司に露呈しなければ)給料は貰えるという事実。

それに対してお客のこっちは貴重な時間を無駄にするだけではなく、不快な思いがいつまでも残るだけ。

いや、「代金は払わない、それよりも慰謝料よこせって」言うなら別ですよ。

でも別にそんな事を望んでいるわけではないし、少なくともすでに胃に入ったもののお金くらいは払って帰るのが当たり前。実際今回も全てお金を払ってきましたし。

唯一の救いは紆余曲折はあったものの、非番の本社担当者(らしき人)に電話が通じた事で、そこはさすがの事務職。非の打ち所のない対応で状況を把握し、最終的に明日直接会って話し合いをする事に。

それで何が変わる訳でもありませんが危機管理と言ったらオーバーかもしれませんが「人の振り見て我が振り直せ」という言葉の通り、そういう時の自分自身の身のこなしも見つめ直す良い機会なのかもしれないと、ふと思ったのは確か。

いつものごとくダラダラ書き綴ってきましたけれど、一番言いたかったのはターニングポイントの重要性。

常に選択肢はあるし、どちらを選ぶかで雲泥の差だという事。
そして、そのためには審理眼を備える事が大切だし、そのためには色々と見聞を広め経験を積まなければいけないという事。

ま、とは言え結局は「金持ち喧嘩せず」ですよね。
つまり最終的に露呈したのは僕が金持ちじゃないって事だけなのかなと(笑)。

でもこれでクレーマーって言われたら心外だな(笑)。
向こうがクレイジーなだけなのに...
結局1時間以上無駄にしたのはこっちなんで(爆)。

なので、たらい回しにされている間に本来なら今日観るはずだった映画の上映時間は過ぎてしまい、わざわざ前売りを買って座席を確保してから一杯...っていう努力と楽しみは水の泡と化した、その代金だけは弁償してもらおうと思っています。

所詮680円ごときの事で目くじらを立てる事は重々承知していますし、メンドクセー奴だなって思われても不思議ではないし、行ったお前が悪いって言う人がいても不思議ではないでしょう。でもそれなら入口に「当店はXX歳以上の年収XXX円以上の方のご来店はお断りしています。またメニューと違うものが出てくる可能性がありますので予めご了承下さい」って書けばいい。

ただ行った俺が悪いのは重々承知。
でもあまりないんですよね、渋谷で映画館の近くで変な時間にちょっと飲める店って。

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