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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.02.26

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松平健扮する八代目将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(新さん)に姿を変え、江戸町民の実態を自ら探り悪を裁くのが痛快だった時代劇「暴れん坊将軍」。

「水戸黄門」や「東山の金さん」といった一連の人気時代劇共通の「お忍びで悪を斬る」的なスタンスが子供ながらにグッときていたのですが、特にこの「暴れん坊将軍」が好きだった理由の一つとしては、とぼけたお目付役の爺に船越英二、そして北島三郎扮するいつも新さんが身を寄せていた町火消し、め組の頭といった脇役と呼ぶにはもったいないキャラクターがあったからこそ。

もちろん他の時代劇でも同じなのですが、時の将軍が一介の侍を演じるにあたってとても重要な役割を果たす役柄はもちろん、適任としか言いようのないキャスティングにとにかくホッとするだけでなく、ここぞという所でスパイスのように話しに弾みをつける感じがたまらなかったのを覚えています。


何か久しぶりに銀幕に映写された映画を観たという、不思議な感覚に包まれた作品。

やれ3Dだ誰が格好いいか、綺麗だの噂のカップルだの、大筋で話しを追っているという事には変わりはないのですが観る人によっては若干楽しみ方に差が出てきてしまう作品が多い昨今、気付けば「ニューシネマパラダイス」の1シーンのように、その空間にいる観客の願いが一点に集中、つまり「英国王の苦手への克服」への過程を見守り成功を願うという心地よい一体感に包まれる事間違いなしの作品。

★★★★★

もちろん主演のコリン・ファースも最高なのですが、個人的に特筆すべきは吃音矯正の専門家を演じるジェフリー・ファース圧倒的な存在感!

その声が演技が、そしてスクリーン一杯に広がる彼のシワひとつひとつが、この物語のすべてを訴えかけて来るような錯覚に陥るほど見事に演じきっています。僕ごときが言うのもなんですが、彼なくしてこの映画の輝きは成立しなかったのではと思える程。

「ソーシャル・ネットワーク」と比較するというのではなく、全く別ものの最高作品が同じ年に製作された奇跡をその目で確かめてみてはいかがでしょうか。

マジで映画最高!
そう叫ばざるを得ないほど良かった♪

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