Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Out of range...
2011.04.25
日本人と切っても切れないものの一つと言えば「お箸」。
もちろん中国などの他の国でも使いますが、日本と言えば?という質問をすれば、ベスト5には入ってくるであろうポピュラーなものな事に異論はないはず。
そして日本語にはこの「お箸」を例えに使った比喩などがいくつも存在します。
美味しくてどんどん食べてしまう様を表す「箸が進む」。ちょっとした事でも良く笑う思春期の女子の心を表した「箸が転んでも可笑しい年頃」や裕福な家庭に生まれ育って苦労を知らない女の子の事を「箸より重いものを持った事がない」なんて揶揄するものまで様々。
それでは「ひど過ぎてどうにも手をつけられない様」を表すものと言えば?
そう「箸にも棒にもかからない」。まぁあくまでも個人的な感想ですが、今日の作品がまさにそんな感じでした...(笑)。
ライアン・ゴズリングが部屋の飾り付けをするあたりまでは良かったのですが、それ以降は全く箸にも棒にも掛からない状態が延々と...
物語の進行具合(時間の流れ方)そのものは結構好きでしたが、とにかく感情移入できない。男も女もどっちも嫌い的な。
自分の周りにこんな奴らがいたって思うだけでゾッとする事間違いないかなと...そう言う意味でのシチュエーション・ホラー扱いなら手に汗握る事間違いなし!
☆☆☆☆☆
そもそも僕は映画にこういうテイストを求めていないので全く参考にはならないと思いますが、正直これがゴールデングローブ賞の主演男優・女優賞、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた理由が皆目見当もつきませんでした。
例えるなら「イントゥー・ザ・ワイルド」級。間違いなく現時点での今年ワースト1。
あと言い方は悪いかもしれませんが、何か最近のミシェル・ウィリアムズは正直ヒース・レジャー年金枠みたいで好きになれません。
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