Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Santo Spirito
2011.04.09
曰く、韓国を始め儒教の教えが強く残っている地域ほど、包帯などを多めに巻くなどして傷を「覆い隠す」傾向にあるというもの。
実際、西洋では包帯で覆い隠さずに空気に触れることによって早く治癒するとの考えから、手術後も通気性の良い、薄い透明状の殺菌フィルムを貼るだけ (あ、ちなみに僕自身は手術はおろか、骨折や入院すらした事がありません) と言われ
、何か無防備な感じがしたのを覚えています。
例えは違いますけど、皆さんも映画とかで出産した奥さんが翌日には退院してきたシーンを見て驚いた事ありますよね?
もちろん理由を聞けば実に合理的だと思うのですが、宗教や国民性によって健康や病、そして死に対する感覚って随分と異なるんだなぁと実感した人も多いはず
。
だからこそ、この映画のような非合理的な現象に取り組んだ時の怖さがハンパないのかもしれまんせね。
作品の冒頭に写し出されるヨハネパウロII世の言葉と、「この作品は実際にあった話に基づいている」云々というテロップに悩まされ続ける事でしょう。
そして、あろうことか最後に流れたテロップに今も悩まされています。
★★★★
先入観を与えるようで申し訳ないのですが、あえて言うのであれば「羊たちの沈
黙」を初めて見た時と同じ感覚に似ている気がしました。
もちろん全く性質の異なる話なのですが、若者特有の未知へのものに対する軽蔑とも言える挑戦的な態度と、現実を受け止める事への恐怖や躊躇、そして実際に目の当たりにし現実のものとなった時の苦悩にも似た感情に、まるで自分自身を投影するかのように引き込まれてしまいます。
たまたま日本では今日からの公開になりましたが、単なるエクソシストというキワもの的な作品としてでなく、新しい世界 (実社会) に飛び出していく4月という日本固有の暦にピッタリな感じがしました。
いや、それにしてもアンソニー・ホープキンスはスゴい! 凄すぎます!!!
オススメDEATH!


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