Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
visualconnexion.com
-
- ART [25]
- BBB9700 [6]
- Dying to eat [30]
- Gadget [36]
- Misc. [206]
- Movie '10 01-03 [35]
- Movie '10 04-06 [59]
- Movie '10 07-09 [62]
- Movie '10 10-12 [61]
- Movie '10 Misc. [6]
- Movie '11 01-03 [68]
- Movie '11 04-06 [54]
- Movie '11 07-09 [34]
- Movie '11 Misc. [11]
- あなたはVISIONAIREを知っていますか? [37]
- 取扱説明書 [1]
- 都内映画割引情報 [2]
- Movie '11 10-12 [34]
- Movie '12 01-03 [26]
- Movie '12 04-05 [28]
- Movie '12 07-09 [8]
- Movie '12 10-12 [3]
- Movie '13 01-03 [1]
- Movie '13 10-12 [1]
- Special [2]
- VIS [1]
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
-
-
あなたはVISIONAIREを知っていますか? <26>
2011.05.04
先日のウィリアムズ王子の挙式はご覧になりましたか?
かつては閉ざされたと揶揄されていた英国王室に新しい風を送り込んだのは、ほかでもない彼の母君であるダイアナ妃とチャールズ王大子が結婚した30年ほど前の事で、小学生だった僕は自宅のTVを通してその模様を見ていたと記憶しています。
それから約16年後の1997年8月31日にパリで不慮の事故に巻き込まれて亡くなられた時、僕はNYから東京に引っ越すべく、全ての荷物を引き払い翌日帰国する前に57丁目にあるフォーシーズンズホテルに宿泊し、ちょうどお風呂にお湯を張っている(正確にいえば当時1分でお湯がはれるのが売りだった)時にCNNのBreaking Newsとして第一報が入って来た時には何が起きたのか受け止める事が出来なかったくらい、何か一つの時代が終わったという漠然とした感情を抱いたものでした。
そして、それから1週間も経たない9月3日の午後、たまたま来日していたスティーヴンに連れられて神宮球場にほど近い会員制のホテルのスイートルームで出会ったのがマリオでした。
以前も書いた(もしかしたらつぶやいただけかな?)と思いますが、僕がマリオ(テスティーノ)と出会ったのは、今から17年くらい前の事。ウエストブロードウェイのギャラリービルで行われた12号「DESIRE」の発刊パーティーでの事。
東急文化村で'97年9月5日から開催された初の回顧展のカタログ
この号はDIFFA(Design Industries Fight Against Aids)というデザイン界のエイズ撲滅団体とのコラボレーションで実現したもので、実際に使用されたオリジナルプリントや作品をギャラリーで展示販売し、売り上げの全額を寄付するという試みを兼ねて行われました。
とは言っても携わってから2号目の僕はパーティーを楽しむというよりは、もっぱら一階でエレベーターに人が乗りすぎないようにチェックするというのがメインの役目でしたが、今でも白のスーツにパステルブルーのシャツでアップカミングなファッション・フォトグラファー然と颯爽と現れたのは鮮明に記憶しています(笑)。
そんなある意味雲の上の存在だったはずの彼は(件のパーティーからは3年以上は経っていたので、売れっ子具合でいえば当時とは雲泥の差があるほどだったのですが)、スティーヴンがいたという事もあったでしょうが、実に気さくに僕を迎え入れてくれたのです。
そして、この出会いこそ、僕のそれからの人生を左右する瞬間でもあったのです。


※コメントは承認されるまで公開されません。