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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.05.18

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イタリア語で年や年齢を表す単語「Anno(アンノ)」。
男性名詞単数形で、1年や1歳以上(複数)を表す場合は「Anni(アンニ)」。

こうなってくると実に言葉、特にイタリア語はもちろん英語やその他の西洋の主要言語に対してのラテン語の影響力(というよりもそこから派生した言葉)が多いというか強い事に気付かされますよね。

そう、英語で周年を表す単語「Anniversary(アニバーサリー)」もイタリア語の「Anniversario(アニベルサリオ)」だって、ラテン語の「Anniversārius」という「annus(年)」と「vertere(戻る)」という意味の単語が重なり合ったものから派生したって考えると言語って面白いと思いませんか?

もう少し身近な所でいうと、旧約聖書の大天使ミカエルから派生し、ドイツ語ではミヒャエル、ロシア語はミハエル、イタリア語ではミケーレでスペイン語はミゲル、フィンランド語ではミカという呼び方をする名前と言えば...そうマイケル。

マイケルって言う名前一つ取ってもこんなに多様な響きを要するのです。
つまり、F1ドライバーのミヒャエル・シューマッハーとミカ・ハッキネンは同じファーストネーム(笑)。

子供の頃に「あ」って書いたり言ったりすると、なんで「あ」って認識するんだろうとか、「人」って書いてどうして「人」って認識するんだろうなんて漠然と感じた事ってありませんか?それに対する答えと言うか通じるものとして外国語(特にラテン語からの派生)というのは、漢字の成り立ちに近い気がしてなりません。

ちなみに冒頭のアニバーサリー繋がりで「命日」ってなんて言うかご存知ですか?

正解は「Death Anniversary(デス・アニバーサリー)」。
もっともアジア圏の習慣ではありますが、今日は作曲家であり指揮者だったこの方の命日にちなんだ作品を観てきました。


ミニシアター・ブームを作ったとされる名作「バグダット・カフェ」のパーシー・アドロン監督が息子と一緒に作り上げたマーラーとその妻アルマとの物語。

マーラーを知らない人はググるなりして自分で調べてもらうとしても、とにかくマーラー役のヨハネス・ジルバーシュナイダーだけは実在のマーラーとクリソツ(笑)。

そう考えると案外この話しは面白かったのかなとも、今になって思えてきました。

★★★★★

ただこの手の作品の常なのですが、ウィーンで一番の絶世の美女であるはずの妻アルマが(その女優さんが)そうでもないって言うのが解せない。せいぜい「あのお母さんからしたら」ぐらい。

とはいえ命日という事で、男女問わず1000円で観る事ができたのですからあまり文句は言わないようにしましょう。どんな作品であれスクリーンにかかっている映像の世界に瞬間移動できてしまうのが、映画を映画館で観るという魅力なのですから...

あ、Māraではないのでお間違いなく(爆)。

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