Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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A historical fact...
2011.06.27
もしかしたら既にこのブログでも書いたかもしれませんが、僕は日本史が全くダメ。苦手というか、そもそも興味がない(笑)。
いや、別に向こうにずっといたからってかぶれてるわけじゃないんですよ。ただ実際に年表にしろ史実や物語にしろ人名にせよ全然頭に入ってこない。そのくせマーカス・アウレリウス アントニウスなんて言うのはスラっと出てきちゃうから不思議。
それに街だって、例えばイタリアならローマ市街やミラノ市街をただ歩いているだけでこれは何世紀の建物で、あの有名な何とかの舞台になった...なんていうのがそこら辺にウジャウジャあって、気軽に入る事も触る事もできる。
その点我が国は木造がメインだった上に度重なる火災や地震、そして空襲に見舞われたりとで現存しているものが少ないからやたら重要文化財なんかに指定されてるから親近感に欠けるというか、いちいち特別な感じがしちゃうのも理由かもしれませんね。
でもそう考えてみるとその特別感だったり、実際に目にする事が出来ない物に想像を巡らせる事もまたひとつのロマンなのでしょうね...って今頃気付いたかも(笑)。
はい?えぇ、もちろん大河ドラマなんて一度も見た事ないですよ。
だって興味ないんですもん!
「プッチーニの愛人」
なんか夜中に目が覚めてテレビをつけてみたらNHKでやってる海中の映像か、民放の通販番組しかチョイスがないのにで仕方なく前者にした的な感じの作品。
そもそも肝心のプッチーニが全然喋んないし、ピアノも吹き替えじゃないからもしかしたら...なんて思ってたらやっぱり本当の音楽家を起用しているっていう、大人の事情でどこか(誰か?)に媚びを売ってるのか単なる監督の自己満足なのかが全くわからない。
☆☆☆☆☆
史実を脚色したって割には捻り方も中途半端。
濡れ衣をきせられた女中の悲壮さも伝わらなければ、本当の愛人とされる女性の魅力もさることながら苦悩も見えない辺りがさっぱり。
わざわざ史実をいじったんだから、もうちょっとドロドロしていてもいいのではと思うのが人情。
きっと監督の知り合いの家がロケ地で、前の夏休みにみんなで集まった時にワインを傾けながら夜な夜な構想を練ってって感じでしょうか。
でも監督の経歴を見て納得。
そのまんまの人柄が出ていそうな作風でした。
もちろん厭味です(笑)。
ま、メンズデーの1,000円はお財布には優しかったですが、結果的には散財だったようです。
見るなとは言いませんが、見る必要もないと思います。
無星にしなかったのは監督の実直さに敬意を表してと、寝心地の良さに対してです。
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