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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Drink, drink!, Drink!

2011.07.01

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TRIUMPH!
今すぐ劇場へ!!!!

「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える 」

始まって5分ほどは「あれ?やっちゃった?」感が漂いますが、心配無用。
期待通り、期待以上の展開が待ち受けています!

★★★★★

文句なしの、この夏一番のおバカムービー!
これを観なくてほかに何を観るというのでしょう!!!

ただね、一つだけ納得がいかないのが「性器の露出」に対する配給会社、上映映画館、そして何よりも映倫の基準の設け方。

いくらR-18+指定で、特定の人、そして密室だからといって、あれは現行の法律上許されるのでしょうか?

男性器や女性器(もしくは改造後)がモロ出しで出まくっているんですけど、あれってどうなんだろう?それも一本二本や一度や二度、一秒二秒なんてもんじゃない。

いや、別に重箱の隅を突いているわけでもないし、折角の楽しい雰囲気をブチ壊そうなんてつもりも毛頭ありません。

ただVISIONAIREという一応それなりに世界的に認められているアート本の輸入を始めて今月で17年の歳月が流れてきた中で、対象商品が猥褻図画か否かで東京税関や所轄との見解の相違を含め、国内での販売を断念した号は1冊や2冊ではなく、総額で1億円以上の損害を被っているのです。

但し「被っている」とは言っても法治国家日本において商いする以上、法律を遵守するのは当たり前ですし、創業時のポリシーである「自分がトチ狂って自身の性器を露出して捕まるならともかく、他人のものでそれがアートか否かの議論は行わない」。つまり、法律がそう定めるのであればその範囲の中で...と当たり前に思ってきた次第。

だって仏教の戒律国なんて日本より遥かにキビシいわけで...外国はOKだからなんて理論なら外国に住めばいいわけです。

それが印刷物と映像という差はあるかもしれないけれど、大手配給会社が絡むと同じ日本でもこんな事が通用するの!?

そんなの納得いく訳がない!

という事で、上映後にそのまま管轄の麻布警察署を訪れたところ5階の取調室のような所に通され、担当の刑事さんと話しをする事に。

とても丁寧に対応して頂いたのですが、でもまさか無修正の映画をヒルズで上映しているとは思わなかったようで、最初は何か話しが噛み合ないなと思っていたら、上映中に他の観客が裸になってオチ◯チ◯などを出していたのだと勘違いされていたらしく、他の観客の反応をを聞かれていたのですが、説明していくうちに徐々に理解してもらえた模様(苦笑)。

ただ結論から言えば通報されたとはいえ、その時点で実際の映画を観たわけでもないし、その場でどうこうという事ではないので、映画館に話しを聞いたり色々と調べたりという事で限りなくグレーゾーン。

ま、そもそもヘアヌードだったりストリップだったりソープだって限りなくグレーゾンなわけで、それがこの国の文化っていえば文化。

でもこのブログを書くのでオフィシャルHPをググったところ、気になる記事を発見。何の事はない、堂々とTOHOシネマズ六本木ヒルズでは「オトナ限定の無修正版を公開!」とある。

つまり確信犯。

これってどういう事?下手に抜粋して怒られても嫌なので気になる人は自分で観てもらうとしても、今の映画ってR-18+指定なら性器の露出はOKなの?


別に僕だって上映を中止すべき!なんて野暮な事は思っていないし、前述の通り最高に楽しめたわけで、逆に言えば大手配給さんや大手映画館が英断したのだから、もっと徹底してやって欲しかったのです。小さな会社の力やアングラな流れではどうにもならない事をやって欲しかったのです。

だって、あれが「無修正バージョン」だと知ったのは観終わって警察に行った後で、ネットで購入した時も何らそれを知らせる警告やポップアップは出なかったし、発券時、入場時のIDチェックも皆無。

おまけに映倫の審査結果は通常のR-15+のみで、どこにもR-18+の審査を通したという表記がない。

あれじゃあ内緒でやってるのと何も変わらないし、仮に知らずに観てしまった年齢ギリギリの女の子とかそれ以外の人たちも含めてはある意味相当ショックなはず。だって一般常識では見せちゃいけないって事になってるんだから。

その点クラブのIDチェックなんて徹底してるじゃないですか。どこから見ても40過ぎのオッサンの僕に「IDお願いします」で、持ってなければ入れない。何故か、ルールだから。

そうあるべきだと思うんですよね。

だから映画館でもそれこそアメリカを真似るならキチンとIDチェックをちゃんとして、一定の条件下であれば「無修正」という捉え方ではなく「オリジナル」を上映できる仕組みができればいいと思うのです。

性器を出す所だけを真似ても何の意味も無い。

夕方のニュースもさ、河原で違法ゴルフをやってる人やラーメン特集するのもいいけれど、たまにはこういうのをやって欲しいんだよなぁ。みんな関係なさそうで、実はスゴく関係あるのに...

なんて思いながら次の作品を観に日比谷へ移動し、いつものガード下の飲み屋で時間を潰していたらオヤジが一言。

「なるほど、全部見えちゃうんだ!それで警察行って。で、体のいい門前払い食らって(爆)!」って。

確かに...トホホ...(笑)。

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