Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Beat it!
2011.08.03
最近でこそかなり自分で料理をするようになりましたが、10代の頃、特に17歳で単身ミラノに渡った頃は(まぁよっぽどの事でもないかぎり普通は)それまで目玉焼きなり焼きそば程度は作った事があっても、基本的に全くと言って未経験。
もともと包丁を握る事は嫌いではなかったのですが、それでも家庭科の授業かお手伝いの域を超える事がなかった人間がいきなり一人暮らしで、それもアメリカならともかく当時ミラノには日本食レストランに日本の食材を扱うお店もそれぞれ一軒ずつしかなかった時代、親から教えてもらったり日本から持って行った料理本を参考に、カレーやらとんかつなんていうのを見よう見まねで作ったりはしたものの、そんな事が毎日続く訳もなく...
もちろん簡単なパスタなんかも作っていましたし、それこそミラノで初めて食べたアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノは、あまりの美味しさにその作り方を聞いてから四半世紀経った今でも僕の得意料理(大抵のレストランよりは美味しいと思う)の一つですが、今でも一人でレストランで食事が出来ない人間が、着いたばかりの言葉も喋れない国で行ける訳もなく...ん?今思い返すと一体何を食べてたんだろう?
そんな事が続いた後に一時帰国した際にコンビにでふと目にしたのが今日ご紹介する、これ。
まぁ名前から想像できる通りの茹で上がったパスタに絡めるだけのふりかけ。
僕の記憶ではこの商品以降、生のペースト状のものなどの追従商品が出てきましたが僕にとってのNo.1はいつもこれでした。いや、爆発的に美味しいかはともかく、インスタントなりジャンクフードを高級そうに見せようというコンセプト(例えばインスタントラーメンに具を沢山入れるとか)が嫌いな自分としてはシンプル・イズ・ベストな商品。
ただ長らく、それこそ20年近く食べていなかったのですが先日散歩の途中で立ち寄ったローソンの100円ショップになんと陳列さていたのです!
今思えば恐らく人生で一番貧しい食生活の思い出なのに、懐かしさが先に立って思わず購入(笑)。
早速家に帰ってパスタを湯がき、昔の記憶を辿りながらフライパンに油を引きさっと混ぜ合わせるだけで出来上がり...いや、何年経ってもその程度のものですよ、でも何か久しぶりにペヤングを食べたような、とっても懐かしい味が舌先から伝わって来たのです。
まさに舌の記憶。
ただ正しい作り方にはお皿に移したパスタにサラダオイルをちょっと垂らして混ぜるとあったので、後日残った一包を使って試した所なるほどこちらの方が変に油っぽい匂いがなくてGood。
今までのものとは180°違う切り口ですが、これもまた、僕にとっての死ぬまでに食べたい逸品なのでしょう。また買いに行こうっと!
あ、ちなみに今日のタイトルは「よく混ぜる」っていう意味です。決してアル・ヤン・コビックの「Eat it!」に掛けた訳ではありませんので悪しからず...
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