Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Polyrythm....
2011.08.01
あくまでも自分比なのですが、ここ最近山手線をはじめとする電車内においてのPSP率が以前に比べると断然高くなってきている気がします。
それまではどちらか言えば、画質は劣るけれどもソフトの面で勝負していたDSが有利に思えていたのですが、モンハンのようなキラーコンテンツを擁することによって実際のシェアにおいても返り咲きを果たしたと推測します。
このブログでも何度も触れていますが、僕自信はガジェットとしてのゲーム機は好きなので買うには買うのですが、実際にプレイする事は皆無に等しい。
ただそんな僕でも、ゲームの面白さっていうのはあくまでもソフトの良し悪しで、決して画質や端末の性能ではないと言うこと。 いかに画像がハイクオリティーであっても、肝心なソフトがイマイチでは愚の骨頂。
実際、3DSは震災以降の伸び悩みを理由に今月中に1万円の値下げを敢行するそう。
でもいつの辺りからですかね?
大人がゲームに夢中になったのは...
それが良いとか悪いとかではなく、実際車内でゲームをしているのは大人で、校則もあるのでしょうが子供達は参考書なり勉強関係の書物を読んでいるのが殆どな気がします。
そして「美女と野獣」辺りからでしょうか?
大人達が大手を振ってアニメーションを楽しむようになったのは。
そう考えると、ちょっとした余裕というか、微笑ましい気もしてしまうから不思議ですね(笑)。
「カーズ2」
これ本当にいいなぁ...
個人的にはピクサーも若干説教臭くて苦手な作品が多いんだけれども、これはとにかくいい。
本編前のTOY STORYの短編も本当に可愛くて素敵。
それこそおもちゃのような、ちっちゃいちっちゃいハートをキュンってつままれた感じがたまらなく、いい。下手したら今までのシリーズで一番いいんじゃないかな?
そして本編。
なんだかその世界にトランスポートしてしまったかのような錯覚を覚える位にリアル。いや、先週末のトランスフォーマーに比べれば、相当ベタなCGアニメーションなんだろうけれど、あれよりは遥かにリアル。多分そう感じたのは物語の濃さと言うか構成の素晴らしさにあるんだと思います。
そう、言ってみるならば冒頭のPSPとDSの対比と同じ。
映像やエフェクトがスゴければ最上ってわけじゃない。それをなぞっていく物語があってこその特殊効果で、単なる手品とは訳が違う。
本当の人間関係と同じく、見せかけだけの美しさよりも、泥臭かったり不器用でもいいから、寄り添っている生きて行く事ができるからこそ感じる事のできる温かみの大切さをこの作品は教えてくれるでしょう。
★★★★★
ちなみに僕はいつもエンドロールが始まると席を立ちます。
逆に言えば知り合いが参加でもしていない限り、エンドロールを見る必要性を感じた事がありません。雑誌のクレジットだってよっぽどの事がなければ見ないでしょう?
でもこれは反則。
あのLovely memory of ...なんていうのを、あの感じで見せられてたら堪えていたものが一気に溢れ出たかのようにウルってきちゃいました。とても上手に魅せているし、作品に対する、仲間に対する、そして我々観客に対する愛情を感じました。
途中で小出しにまだ映像があるのでは?とかではなく、自然と席を立つのがもったいないと思えるから素敵。
そしてPefumeの断片的な日本語が必要以上の説明をインプットしない代わりに、様々な思い出を頭の中に甦らせてくれるはずです。世代関係なく、多分、きっと日本人が本当に感情移入できる数少ない外国作品に仕上がっていると思います。
全ての記憶が繰り返すような、自然と手に力が入ってしまうような、まさにあの衝動はまるで恋みたいなのだと思います。
もう一回観たい!
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