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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.09.29

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色々なところで見聞きするところによれば、新しく会社を設立してから1年以内に倒産する企業の割合は3〜4割。3年以内に倒産する企業の割合は7割。そして10年以内に廃業する企業の割合は9割強だそうです。

もちろん様々なデータがあるでしょうから一概には言えないとしても、結構な数である事は確か。その結果企業は生き残りをかけてリストラなどの新たな経営方針を打ち出さざるを得ない状況はこれからも続いていくのでしょう。

30代はじめの頃、一流大学を卒業して一流企業に就職した友人から「お前は良いよなぁ」と言われた事があります。ただ僕からすれば金も時間も自由にならないのであれば、こんな商売をしたいなんて思わないと... そして、家業を継がなければならない、継ぐ事を決心した友人には同じように「お前はいいよなぁ」と言ったものです。

ただその決意をした彼からすれば「お前らは攻める事ができるけど俺は守らなきゃいけないんだぜ」って思ったでしょうし、一緒になって大企業にいる奴らには「お前らなんてとりあえずいるだけで安定してるじゃん」なんて言ったものです。

そんな僕らももう40代。
ウチの会社も、創立してから17年の歳月が流れてしまいました。

古い仲ですからね、誰が成功してようが地を彷徨っていようが、友達である事に何ら変わりはない。金持ちから一転したからと言って邪険にするでもないし、羽振りの良いやつに媚を売るでもない。

ただね、要は自分自身の気の持ちようが大切なんですよね。
周りは変わらないんですよね、そう、何かのきっかけによって自分が変わってしまう。

そこに気付けるかどうか、これって大きいんですよねぇ...
でもね、よっぽどの聖人でもない限り、そうなってみない事にはどうにもならないんですよね。何て言っても人間は経験の生き物ですから。

「カンパニー・マン」

一緒にいてくれると思っていたはずの人が、その時にそこにいてくれるという一見当たり前のような事。

でも、もしその時になってその人がそこにいてくれないのだとすれば、それは、その人がどうのではなく、きっとそれまでの自分自身の行動が、相手をそうさせるに足りなかったのでしょう。

人を責めるのか、自分の至らなさに気付くのか...

ただそうなった時こそ、周りで支えてくれている家族や友達がいるからこそ、人は立ち直れるのではないでしょうか。そして、そうなった時に、そういう家族や友達がいないという事は、お金や車、そしてプライドが傷つくという事以上に寂しい事でしょう。

★★★★★

気付くという事の大切さをとても上手に描いている作品。

結果は変わらないかもしれないけれど、もしお互いが自分の至らなさに気付けたのであれば、それは相手への愛情と理解に変わり、失ったと思っていたものが甦る事もあるのかもしれません。

ベン・アルフレックをはじめ一人ひとりの豪華キャストが輝いているのですが、本当に伝えたい事の前に出しゃばってくる事がないのがいい。そしてケビン・コスナー、結構いい味を出していてビックリしました。

タイミングもあるでしょうけれど職業や年齢は関係なく大切な人と観に行って、そして自分たちに置き換ながら、ゆっくりと話すのもいいかもしれませんね。

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