Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Everything's gonna be OK.
2011.10.28
みなさんは「あの頃に戻りたい...」って思う事はありますか?
例えば同窓会で「あの時は楽しかったよね」って盛り上がったり。
実は僕には全くそういう気持ちってないんですよね。
いや、こう書くと誤解をされてしまうかもしれませんが、もちろん僕にも「いい思い出」や「楽しかった記憶」はありますし、逆に言えば他の誰よりもそういったものを大切にしている方だと思います。実際昔の仲間に会えばとても楽しい。
でも、じゃあ「その頃に戻りたいか?」と問われれば、答えはNO。
だって今この瞬間、今日というこの日の方が遥かに楽しいと思えるから。そういう過去の記憶を経た上での再会が面白いのであって、単に一緒に昔を懐かしむ事が楽しい訳ではないんですよね。
違った言い方をすれば、仮にそれが誰かと喧嘩をしたり仲違いをする前であろうと、今よりもお金があろうとなかろうと、今この瞬間の方が遥かに良いと思えてしまうんですよね。だって次の可能性があるから。
まぁこう書くと仰々しいですが、要はただの楽天家(笑)。
そりゃ死ぬほど落ち込む事も、打ちひしがれるときもあるし、誰が見ても立ち直れないんじゃないかって思う事もあるかもしれないけれど、心のどこかでは「とは言え、まぁ何とかなるだろう」って思えるんですよね。だからこそ今こうしているわけですし...
だって人間っていうのは唯一言語を操る事のできる動物な訳で、モノを壊すのと違って何か行き違いや誤解があるのであれば、戦いやジェスチャーではなく、言葉や文字で気持ちを伝える事のできる生き物なわけです。そして、許すという事を伝えたり分かち合ったりする事ができる能力をも備えている。
話しを戻せば、人との争いや誤解っていうのはなければそれに越した事はないかもしれないけれど、結局は必然性をもって起こるべくして起こるわけで、だとすればの前に戻ってそれを未然に防ぐよりも、人として話し合ったり互いを理解したり、許し合える事の方が健全だと思うわけです。もちろん全ての誤解が解けるわけでも問題が解決するわけでもないのは歴史が証明しています。でもそこに掛けてみる事ができるのも、また人間の特権だと思うんですけれどね...
映画通ほど騙されるラストかどうかはともかく、裏をかきながら見るヒマもないほどに実に面白い!
あの「月に囚われた男」のダンカン・ジョーンズ監督の長編第2作目だと聞けば実に納得だけど、そういう事前情報も一切無しで、色眼鏡を使わずに挑むと楽しさが倍増し、またそれらを踏まえつつ観るとさらに楽しみが広がるような作品。
★★★★★
前回に比べて彼がデヴィッド・ボウイの息子であるというPR手法が薄いのも、それだけ作品に厚みがある証拠かなと。そしてキャスティングの妙が光のも特徴。ジェイク・ギレンホールもまたいい。この人は本当にソルジャー向き。ヴェラ・ファミーガ、相変わらずお綺麗です(笑)。
カップルで観たあとの会話が手に取るようにわかるような、週末のデートにはピッタリの作品ですよ!!
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