Sutekina Eiga...

2011.10.31

特別何っていう訳でもなくて、本当に大した事じゃないんだけれど、日々の生活の中でグッとくる瞬間ってありませんか？

テレビでも映画でもお芝居でもいいし、アートでもお酒でも食べ物でも、もちろん誰かと手を繋いだ時の肌の感触だったり、犬や動物に接する時の姿だったり。最初から最後までずっとっていう訳じゃあないんだけれど、ピンポイントで知らないうちに胸にグッと刺さっている事。

これって日々生活していく上でとても大切な事だと思うんですよね。もちろんそれがどれだけ多いかって事も大切なんだけれど、多ければ多いほどいいって言うものでもなく、そのバランスの取れ具合にもグッとくる瞬間があると思うんですよね。

でもね、一番グッとくるのってそれを思った時に、相手もそのタイミングでグッときてる瞬間なんだろうなって思います。あえて口にしなくても、ほんの一瞬、ちょっと手に力を込めて握り合ったりするだけなんだけれど...でも、これってどんなに高価な贈り物よりも嬉しいし大切なもの。

今日ご紹介する作品も、そんな僕にとってはグッとくる要素が満載な作品です。ほんのちょっとした事の積み重ねが、僕の胸を捉えて離してくれませんでした...

超イイ！マジでイイ！ハンパじゃなくイイ！

どこがどうって言うのはお金払って劇場に行けば間違いなく自分でわかるからさて置き、本当に三谷幸喜っていう人は映画が大好きでお芝居が大好きで、そしてとにかく観ている人を楽しませたいんだなって想いがヒシヒシと伝わってくる、至極真っ当なエンターテインメント作品。

ちょっと導入であれ？なんて思わせておきながら、あとはもうググググっとラストまで142分間シートに釘付け。終わった途端にトイレに駆け込む事間違い無しです（笑）。

★★★★★

この作品の主題歌。

ステキ過ぎっていうか、作詞までってどうなのよ!?...唸るくらい作品にマッチした楽曲。てか深津絵里の清涼感溢れる声量がパじゃなくてこれを聴きに行くだけでも映画館に行く価値はアリ。背骨が震えて涙が絞られる感じでビックリ。

基本的にノーインフォで観に行くので誰が歌ってるとか作品がどうのっていうのも知らないので、それを知りたいがためにエンドロールを見たくらいにイイ！

でもね、この作品の本質っていうのは、僕が思うに、あくまでも僕が思うになんですけれど、映画を観終わった後のエスカレーターやエレベーター、それとも何日も何ヶ月も経ったあとに、大切な人の髪やおでこにそっと息を吹きかけたくなったりする気持ちじゃないのかなって思うわけです。

そして一緒に共有した時間を思い出しながらクスって微笑み合う事のできる作品だなと。だから、そういう事を分かち合える人がいるならば、今スグその人を誘って観に行く事をオススメします。じゃなければ絶対一人で観た方がいいかも（笑）。

てか、マジでオススメDEATH!!!

この手のやつでは「魔法にかけられて」以来の久々の大ヒット!!!

オフィシャルサイトのURLもいいじゃないですか。これ普通だったらsute-kana.comが関の山でしょ。細かい所まで気が使われているのが本当に心地いい♪

いや〜、とにかく久々に泣いた（笑）。

三谷さん！ありがとう！グッときました！

もう一度観に行きます。