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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.11.22

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理路整然。 

これは僕が大好きな言葉というか、様々なものに対して往々にして求めてしまうこと。それは人の行動や説明だったり、デザインにしてもミニマルな必要最小限のものを求めてしまう傾向にある気がします。

ただその事によって冷たいと思われたり、気難しいと思われたり、何か言おうとすると緊張すると言われることがあるのも確か。でも多分それらは本来自分には備わっていないものだからこそ、多くを他人に求めてしまうのかもしれません。つまり、感情的で情熱的で、バカみたいにロマンティストだからこそ求めてしまう、要はないものねだり(笑)。

だからきっとゴルフが好きなんだと思います。最近はご無沙汰ですが、僕が唯一継続しているスポーツといってもいいくらい。 どのスタンスでどの角度からどうヘッドを入れればボールがどう飛んでいくか。ライの角度、風向き、スピン量にクラブの性能。どれも理論と経験則ではじき出されるもの。もちろん数字だけじゃなくて、それプラスするべき練習を怠らないものだけに勝利の女神が微笑む。 チームメイトのせいでも、監督の采配のせいでもない。すべては自分の責任。そういう意味ではテニス観戦が好きな理由もそこにあるのでしょう。

でもそんな僕でもこの季節になると楽しみなTV番組があります。
それはシーズンオフになったプロスポーツ選手が自らの持論や視点で様々な試合を振り返ったりするもの。 その十人十色の視点から語られる解説が実に理路整然で面白い。もちろん僕の人生には全く関係なく役にも立たないことなんだけれども、つい聞き入っては感心してしまうんですよね。 へぇ~、そうなのかと。だからと言って次のシーズンそのスポーツや選手に注目する事はないのですが、知識欲が唸るんですよねぇ...

この作品もまさしくそんな作品。
もちろんそこには忘れてはいけない、様々な人の情熱が十二分に付け足されていた事は言うまでもありません。


実は先週一発目に観た作品なのですが、出雲旅行記の都合で一週間遅れてのアップ。折しもドラフトやら日本シリーズなんていうタイミングもピッタリな話題なので好きな人には堪らないかなと...もちろんそうでない人も十二分に楽しめる作品だし、家族総出でわざわざ来日するのも納得。こりゃあ一人でも多くの人に観てもらいたいって思うよなと。

ここ最近のブラッド・ピッド一番の当たり役というか、この作品の彼を見ていると歳を取るって言うのも良いものだなぁと思わずつぶやいてしまいました。

★★★★★

この手の作品にありがちな特定の業種を崇める所が見受けられないのが◎。もっともそこが話しの肝なので当たり前と言えば当たり前ですが、閉鎖的な社会に対して、一般社会の常識という風を送り込む手法が巻き起こす軋轢とミラクルの兼ね合いがとても面白い。

個人的にはさもかし重要な事のように(押し付けがましく)報道されたりするのが嫌いなので野球そのものには興味がない(=それが全て的なファッションの捉え方も同じ)のですが、そんな僕からしても実話とは言えそのバランス感覚が素晴らしかった。

もっとも野球に限らず、今や突然の戦力外通告や引退と同じように、いや、それ以上に会社が潰れたり不当なリストラや怪我で仕事を失ったりする例は顕著になってきているのですから、スポーツ選手が特別っていう認識よりも、逆に言えばシニア競技があるゴルフなどは別にし、50歳で現役は100%ありえない(実際はそれ以前)って最初から解っている方が、もはや終身雇用なんて夢のような言葉に響くサラリーマンや経営者よりも先行きの見通しが立つって見方もできるくらいな気がします。実際自分の身に降り掛かってきたら、いくら楽天家の僕でも相当凹むと思います。だって潰れる事を前提に会社作る人なんていないでしょ(笑)?

ただマネージメント側はともかく、解雇やトレードを言い渡される時の選手達のドライさには驚きましたが...国民性なんですかね?

でも、ある後輩はこれを自分の仕事に活かせるなってつぶやいていたけれど、本当にその通り。やる気を起こさせるって重要な事なんだなぁ...と改めて実感。本人だけじゃだめなんだよなぁと。誰かが一緒に押してあげたり引っ張ってあげないと...なんて事も思えるとてもためになる、ステキな作品でした。

是非とも年末の番組で現役組・引退組の選手や監督とかがこの映画を観ながらあーでもないこーでもないとウダウダ喋っているような番組を見てみたいものです(笑)。

今年は行けなかったけれど、来年は神宮行ってみるかな。
そう、試合は観ないけど球場でビールを飲むのは好きなんです。何年か前にヤンキーススタジアムで2枚で10万円近い席にも関わらず、瓶型の可愛いペットボトルに入ってるミラー・ライト(ビール)をわざわざ反対側の通路まで捜している間に試合がほとんど終わってたなんて事があったくらいなので(笑)。

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