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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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DFU!

2011.11.07

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先日風呂に入りながら新聞を読んでいるとこんな記事を目にしました。

いわゆる「郵便不正事件」として注目を浴びた事件であり、一躍「時の人」となってしまったのが、当時の厚生労働省局長の村木厚子さん。

そして事件はその後検察側の証拠改ざんという、もはや我が国における善悪の定義を根底から揺るがすような「大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件」に発展し、当時の主任検事が実刑判決を言い渡されたのは記憶に新しいと思いますし「不当な逮捕や起訴、公判立証で精神的苦痛を受けた」として4100万円の請求に対して国が3770万円を支払ったというのは実にもっともな事だと思うのと同時に、比較対象として正しいかはともかく、これまた数日前にジャーナリストとの田原総一朗さんが「朝まで生テレビ」で発した発言に対して1000万円の慰謝料請求に対して100万円の支払い命令を受けた(現在控訴中)事を考えれば、金額が全てではないだろうし、特に後者の場合は金額云々という問題ではなかったとしても、また他の慰謝料等の請求額に対する実際の支払い命令から見ても、村木さんの事件が大きさが良くわかるはず。

ただどうも腑に落ちないのは、連日の報道によって(この場合正しくはソースである検察の不正・隠蔽行為によってなのでしょうが)我々が大きくミスリードされた結果の代償を考えれば、国が支払った額は当然のものだと思うのですが、あれだけ連日犯人扱いしたんだから、せめて連日とは言わないまでも、もう少し何度もニュースとかで流れても良いと思うんですけどね。

何だかなぁ...これって国民性なのかなぁ...なんて悶々としていたところ、タイムリーにもこんな作品が...


アメリカで実際にあったCIAエージェントである事を国家に暴露された女性のお話し。

世界中で報道された実話であるが故、話しが面白いのは言うまでもありませんが、108分という時間に実にうまくまとめているのが好印象。こういう潔さが作品をより面白いものにするという良い例かなと。

★★★★★

敏腕なエージェント役にナオミ・ワッツ、そしてその主人であり元大使にはショーン・ペンというキャスティング。どちらも良かったですが我らがショーン・ペンの近作では個人的にはハマり役かなと。ただちょっと最近は社会派過ぎて重たいのでたまにはコミカルなものも観てみたいなんて思うんですけどね。アストン・クッチャーと競演でラブコメなんてどうでしょう?

まぁ冗談はさておき、冒頭の郵便不正事件、これがこの作品のように映画にでもなれば、まだこの国にも民主主義があるって思えるんですけどね。まぁいずれにしてもこんな事を平気で言える法相がいるんですから、役者どころか舞台も観客も違うって事なんでしょう。ガックし。

Do you promise to tell the truth, the whole truth, and nothing but the truth?

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え〜余談ですが、前述の通りこの原作はとても有名な実話ですし、当時世界中のニュースでも流れまくっていたので問題はないと思いますが、ご存じない方、まだ映画を観ていない方にはネタバレ感があるのでこれ以降は読まないで下さい。

実際の議会での証言映像を、特に最後に見させられるとガッツリメイクしたナオミ・ワッツとの対比で劣って見えてしまいますが、実際のヴァレリー・プレイムは人によっては断然ナオミよりも好みだという人がいても何ら不思議ではないので、興味のある方はこちらから。但し、ご主人の方は多少誇張されている感は否めませんが...(笑)。


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