Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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A bullet train...(1)
2012.02.20
そうだ、京都へ行こう。
思い立ったが吉日という事で、先週の水曜日から1泊2日の弾丸トラベルへ...
品川から朝イチのN700系新幹線に乗り込んで2時間半。
まずは祇園の八坂神社にお参りした後は京都市美術館へとタクシー移動。今回の旅のメインイベントでもある、この日から開催されていた最近何かと話題の京都精華大学の卒業・修了制作展「セイカウィーク2012」を視察。
そもそも卒展なんて観に行くのは初めてだったので比較対象がないのですが、朱色に輝く平安神宮の鳥居をくぐってすぐというロケーションにある、東京都庭園美術館のような場所で作品を展示できるっていうのは何とも贅沢な話しだなぁ...なんて思いつつも中へ...
もちろん集大成なわけですから、それなりのクオリティーはあるだとうとは思ってはいたものの、いやこれが結構見応えがあってビックリ!
東山弥生「瞬息の間」
木村ひとみ「Calmly #1-3」
中谷和世「Synchronicity」
矢信結衣「カゾクロ」
左:萬子暘「CITY's VERTEBRA」 中・右:中嶋悠輔「たいか」
笠原美希「and a Happy new year.」
左:川上裕右「EMOTION」 右:春名佑麻「bye bye sculpture.」
正直これだけ世界中のありとあらゆるものが自宅にいながら閲覧出来てしまう時代に、オリジナリティーを求めて何かを造り出すというのはとてつもなく大変な作業なはず。かつ学生という限られた枠の中でクオリティーを保ちつつも形にできた作品がこれだけある事に少し驚いたと言うのが正直な感想で、実際いくつも買いたいと思う作品があったほど。
もちろん何処どこ学校の方がもっと良い作品がある...なんていう意見もあるでしょうが、別に青田買いをしに行った訳ではないので雰囲気が掴めただけで個人的には大満足。いや、上手くまとめたり頭でっかちになるのは簡単なんですよね。アート論とか難しい事を並べて論破した気になるのは。ただ個人的には素直に楽しむのが一番大切。ディズニーランドやラスベガスと同じ事です。
ちなみに中でも思わず微笑んでしまったのは「カゾクロ」と「and a Happy new year.」の2作品。前者はタイトル云々よりも間違いなく作者のご家族であろうモデルが登場しているのですが、この親御さんであったからこそ彼女、そしてこの家族が成立するのであろうというのが一瞬にして伝わって来る、親御さんの一生、そして今までの子育てのひつの集大成のような、とても微笑ましい作品。
後者は季節になればどこにでも売っている量産の「Merry Christmas」という電飾を規則的にならべ、その前には乱雑に年号の電飾を配置。一見どこかで見た気にもさせられるのですが、そのタイトルを見た瞬間に思わず声を出して笑ってしまったのです。
この他にも京都国際マンガミュージアム内で展示されていた宮本梓紗さんの「ファインダーの中の君」という作品も紹介したかったのですが、とても良く出来ていて感心している間にすっかり写真を撮るのを忘れてしまったくらい。あれ本当に買いたかった...っていうか、もしかしたら買えるのかも?って思って建物を出た後に引き返してもう一度観に行っちゃいました(笑)!
うん。これからの京都精華大学がとても楽しみです♪
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