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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Sincerely yours...

2012.03.29

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僕がVISIONAIREに入って間もない頃は、ちょうど一つ前の号の制作が終わったばかりで特に忙しいというわけでもなかったのですが「明日から時間がある時に来てくれない?」とスティーヴンに言われた翌日から、毎日オフィスに足を運んでいた自分(そのあたりの詳しい事はこちらもしくはこちらから)。

編集のスキルもなかったので何ができる訳でも(確かまだそこまで英語が話せた訳ではないはず)なかったのですが、朝から晩までとにかくオフィスにはいました。もっとも今でもそうですがギスギスした所が皆無な風潮なので、皆さんが想像するよりも遥かに居心地のいい雰囲気だったのですが、そんな自分に舞い込んだ初めての仕事がアーティストの作品を取りに行くというもの。

ただ過去のポストを読み返すとフォトグラファーのMally Ellen Markのスタジオに行った事になっていますが、実は今日のポストを書くにあたって思い出していたのはBruce Weberのスタジオだったのですが、いずれにしても今までは雑誌の中でしか見た事のなかった人のスタジオに行けるなんてまるで夢のようでしたので、とにかく興奮して緊張したのを覚えています。もちろんそれまでも6年近いファッション通信の海外取材で様々なショーやファッション撮影にパーティーの現場等を訪れた事はありましたが、それとは全く異なるもの。

そんな新たなる経験に胸を躍らせ、一つ一つの事をがむしゃらに、そして一生懸命こなしていた頃の自分を、何故か思い出してしまいました。

もちろん彼ほど格好良くてスマートではありませんでしたけどね(笑)。


ミシェル・ウィリアムズがとにかく良い!
彼女自身、そして本物のマリリン・モンローもどこも自分の好みとかぶるところがないのに、驚くほど魅了され、スクリーンに釘付けになり、まるで自分が主人公の青年になってしまったかのような錯覚を受けてしまったほど。恐ろしく美しく、そしてはかない希代の女優とその時代を見事に演じています。

そしてエディ・レドメイン扮する青年の育ちの良さが、この恋をさらにはかなくしながらも、上品に仕上げている事は言うまでもありません。


★★★★★


マリリンがTrans World Atlanticのタラップに降り立った瞬間、それはまるで25年前にパリの31 rue Cambonにある、ココ・シャネルの部屋から出てきたイネス・デ・ラ・フレサンジュに出会った時と同じ錯覚を覚えました。まだ世界を知らない17,8の自分には例えようのないほど輝いていたものです。

この青年はもしまた彼女と同じような状況になったとしても、きっと恋に落ちてしまうんだろうなぁ...

彼女の天真爛漫で自由奔放な、それでいて自分自身ではコントロールする事の出来ない魅力と苦悩。自分だけが知っている、何かしてあげられるという気持ち。これさえあれば、もうあとは何もいらない訳ですから...

つーか、超カワイい作品。グッと来ました!
ギャァ〜って、世界の中心で愛を叫びたいほどだったので、今日は星を大きめにしてみました(笑)。

ただ、エマ・ワトソンはいらなかったかなと...
脇役映えしない顔。

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