California Love
小嶋享
County Line Showroom代表
元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年２月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。
www.countyline.jp
inspirationla.com
親鳥のように
2012.01.26
先日、WILLのO木さんから生卵の差し入れを頂きました。
O木さんは千葉県を代表する美味しいもの伝道師、ではなく、千葉県銚子市にあるジェネラル／クロージングストア、WILLのオーナー。HERITAGE LEATHER CO.の取扱店です。「O木のいるところに旨いものあり」と恵比寿西2丁目界隈で噂が立つほど、千葉県の旬の食材に精通しております。日本の食料自給率が40％を切る中、銚子市の食料自給率は脅威の258%らしい。銚子恐るべし。
で、頂いた生卵1ダースを自宅（神奈川の奥地）まで持って帰るのが今回のミッション。
22:00。湘南新宿ライン。混み合う車内で、親鳥のように大事に卵を抱えて、電車に揺られる。
電車内で生卵を持っている人は稀なのだろう。周りの乗客が俺の卵に気がつくと、必ず"二度見"をする。そして、俺から少し距離を置く。
日本人はやさしいね、と彼等のリアクションをポジティヴにとらえる。
卵を抱えてキョロキョロしているからといって、挙動不審者ではございません、と周囲に無言のアピールをする。1時間の電車移動中ずっと。ガタンゴトンガタンゴトン......。ペンギンのお父さんの気持ちが少しだけ理解できた。かも。
＜この日学んだこと＞
混み合う電車内で、ある程度のスペースを確保したければ、生卵を持ち歩け。ただし、副作用で肩が凝ります。
さ、今日も帰って卵掛けご飯を食べよう。
COUNTY LINE SHOWROOMのWEBSITE、もうすぐ公開します。