California Love
小嶋享
County Line Showroom代表
元フリーライター、現在「County Line」ショールームの管理人。19年ぶりの日本に戸惑いながら、恵比寿にアメリカンスタイルのショールームをスタート。毎年2月にカリフォルニアで開催されるヴィンテージファッション・イベント「Inspiration」のメディアディレクターも兼務。
www.countyline.jp
inspirationla.com
ついてないの?
2013.01.17
探しものは何ですか、見つけにくいものですか? by井上陽水
恵比寿⇄渋谷Apple Storeを一日3往復しました。なぜって?
あるべきものがなかったからです。
昨年末、駆け込みで新しいiMACを買いました。
昨年はハードディスク破損&データ全損という災難に見舞われ、さらに、10年間使い続けたMAC Book Proもかなり怪しくなってきたので、思い切って買いました。残債のことはあとでゆっくり考えます。
購入ボタンをポチっと押すと、3週間後に大きな箱が届きました。
箱からiMACを取り出し、接続を終え、起動。
ファ〜ン
このMAC独特の起動音が心地良い。ノート型に比べて重低音が効いている、そんな気さえする。心が躍っている証拠だ。
さて、次はソフトウェアをインストール。。。
ん?
CD/DVD DRIVEが見当たらない。どこを探しても見当たらない。もしや、この辺りのボタンを押したら、どこかがパカっと開いてCD/DVD DRIVEが現れる、そんな粋な仕掛けでは?
ポチっ
ポチポチポチポチ............
一度押しても、何度押しても、何も起こらない(予想通り)。テクノロジーはそこまで進化していない。
薄々は気付いているが、とりあえずカスタマーサポートに電話してみる。
私 「あの〜CD/DVD DRIVEが見つからないのですが、どこに付いてますか?」
カスタマーサポートのお姉さん 「iMACにはCD/DVD DRIVEは付いていません。必要でしたら外付けのCD/DVD DRIVEをお求めください」
やはり、付いていない。
購入の際に、CD/DVD DRIVEは当たり前に付いているものだ、と思い込んでいた自分が悪いけど。何だろう。デジタル社会から取り残された自分がそこにいる、そんな寂しい気分になりました。
さてどうする?
買うしかないでしょ。必要なんだから。
最寄りのApple Storeへ一直線。そして、外付けCD/DVD DRIVEを購入。意気揚々と事務所へ戻る。
外付けCD/DVD DRIVEをUSB接続し、ソフトウェアをインストール。できた。
次はデータ移行。古いMacから新しいMacへデータを移行する作業が待っている。
接続は。。。あれ?
接続ケーブルがない。。。ネットワーク経由でもデータ移行は可能だが、時間が掛かる上にデータ破損の可能性もあるらしい。
どうするパート2?
本日2度目のApple Store訪問。売り場まで一直線。ThunderboltとFireWireの接続ケーブルを購入。意気揚々と事務所へ戻るパート2。
ケーブルを繋ぐ。
ん?
ポートが合わない。。。
なぜ?
Mac Book ProのポートはFireWire 400(左)。俺が買ったのはFireWire 800(右)。
六角形 vs. 四角形。ポートの形状がまるっきり違う。挿せるはずがない。
挿せないなら、強引に差してやろうか! おう?
やはり俺はデジタル社会から取り残された単細胞らしい。
どうするパート3?
行くしかないでしょ。もう一度。
本日3度目のApple Store訪問。見慣れた店員さんが「あんた、また来たの?」という表情を必死で押し殺しながら、親切に応対してくれた。
ケーブルの返品&交換を済ませ、ぐったりしながら事務所へ帰る。そして、何となく、吸い寄せられるように、普段は開けない引き出しを開けてみると、そこにはLANケーブルが一本。
二度目の訪問のとき、「データ移行はLANケーブルでも可能です」と、Apple Storeの店員さんが教えてくれたような気がする。人の話はちゃんと聞かなきゃ駄目だね。
もはやケーブルを返品に行く気力すらない。
無駄足を踏んで、踏んで、踏みまくる、そんな一日になりました。
<教訓>
急がば回れ。買い物の前にすべての引き出しを開けろ。人の話はしっかり聞きなさい。無駄足を踏みたくなければ。無駄金を使いたくなければ。