HOME  >  BLOG

Creator Blog

南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

Blog Menu

今日の1足

2008.12.24

このエントリーをはてなブックマークに追加

DSC00484.JPG

編集部スタッフブログで大谷木さんが書いてたけど、スニーカーと違ってレザーシューズのフィッティングは奥が深い。スニーカーなら上にワンサイズくらい違っても街履きならあまり問題ないので、クラシック系のスニーカーはUKあたりだとハーフサイズの展開を省略してたりする。個人的にはレザーシューズの登竜門的存在はローファーだと思うけど、ハルタ(高校の指定靴)やリーガル以外でローファーを初めて買ったのが、ビームスFのオールデン。バスやコールハーンは足型に会わなかったんで、何度も試履きはしたけど、結局買わなかったんですよ。今から15年くらい前で、ビームスFが今のヘッドポーターのはす向かいにあった頃ですね。接客してくれた野末さん元気かな?このシューズのラストはバンラストで6.5のD。朝出かけるときはジャストフィットだけど、夕方になると丁度サドルの位置に激痛が走り、「馴染めば大丈夫だろう」と思ったけど、その後も痛みはなくならない。「サイズ7のほうがよかった?日本人にはやっぱりC/Eラストが向いてる?」とかいろいろ考えたけど、ある日気づきました。シューズじゃなくてソックスに問題があるということに。当時はGAPやUSAのラルフローレンの厚手のコットンソックスを合わせていて、今考えるとサイズも11-13という大きめを履いていたので、シワが寄って、そのシワがギロチンのように甲に食い込んでたんですね。コーギーやキンディのソックスに替えたら痛みは全く無くなりました。それ以来このローファーは定期的に履くようになり、足の一部のようにフィットするようになったけど、かかとがかなり減っていたので、先日ユニオンワークスにリペアに出しました。帰ってきたシューズを見ると、まだ10年くらいは履けそうです。最新のシューズを履くのもいいけど、こうして修理しながら1足の靴を履き続けるのもいいもんです。

※コメントは承認されるまで公開されません。