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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日のC級グルメ@愛知

2009.01.09

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ある地方では超メジャーだけど、他ではあまり知られていないという存在が結構あります。実家のある愛知では、ソースはカゴメも有名だけど、コーミソースもかなりシェアを獲得していて、女優の山本陽子さんが長くCMに出演してました。ウェブサイトによると「地域密着型ソース」と紹介されてます。あと中高生のライフスタイルの一部になっていたのがスガキヤのラーメン。高校時代は部活の帰りによく食べたもんです。夕食というより、おやつ感覚でしたね。自宅で食べる食事との繋ぎ役みたいな。スポーツシューズブランドのN.B.のOさんが博多ではラーメンはおやつ感覚といってたけど、同じような感じだったと思います。このスガキヤは東海地方ではどこにでもある存在で、東京で同郷の人に会うとここんちの話で盛り上がりましたね。路面店もあったけど、大体ユニーやヤマナカを中核としたショッピングセンターのフードコートにありました。スガキヤはラーメン以外にソフトクリームなどの甘味もメニューにあって、ラーメン屋の役割以外に喫茶店の役割も果たしていて、高校時代はここで他校の女のコをチェックしてました。ここで告ってカップルになったり、撃沈した友人がいたのもいい思い出です。あと、ここんちで忘れられないのは値段の安さ。地元の西尾市のショッピングセンター、ファミリータウン・ミカにスガキヤができた1970年代半ばのラーメン一杯の値段は¥80。当時の一般的なラーメンの値段の半分以下。高校時代も確か¥150だった記憶が。ちなみに現在の値段は¥290です。肝心のラーメンの味はさっぱりしつつ、独特な後味のある白湯スープは昔と変わらず。麺のほうは平凡で、全国で美味いラーメンを食べてきた舌には物足りないけど、トータルの味は値段を考えれば合格点。ジャンクな味はB級を超えて、いい意味でC級。青春時代の記憶を刺激する味は、東京でも食べたいなぁ。以前は関東地区のユニーなどに入居してたけど’90年代末に撤退。数年前に高田馬場に路面店がオープンしたけど、一年ほどで残念ながら閉店しています。それとスガキヤといえば都市伝説も有名でしたね。たぶんライバル店のいやがらせだと思うけど、「スガキヤでラーメンを注文すると○の○が入っていて、○○○○したら○○をくれた」という話。他の地方の人には何が何だかわからないと思うけど、愛知県人なら、かなりの確立で答えられるでしょう。今考えれば、それは高コストで使用できるわけないんですけどね(笑)。スガキヤには寿がきや食品という関係会社もあり、そちらは即席めんの製造販売も行っていて、東海地方ではメジャーな存在です。

ちなみに写真に写っているラーメンフォークはスガキヤの専売特許。一応このラーメンフォークで麺も食べられることになってるけど、さすがに麺は食べにくいですね。スガキヤでは'08年にエコの観点から割り箸を廃止したらしく、このラーメンフォークとプラスチック箸で食します。

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特売なら¥100前後で買える寿がきや食品のみそ煮込みうどん。ガスレンジで煮込むタイプで、帰省のたびに買って帰ります。鶏の胸肉100g(¥50くらい)を煮込んでダシを取ると合計¥150で至福の味に!!! 煮込んだ胸肉もみそ味がしみ込んで美味。自宅で楽しむC級グルメです。

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