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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2009.03.03

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アメリカの都市にはプロショップと呼ばれるランニングの専門店が何軒かあるのが一般的で、そんな店ではスタッフが親身になってユーザーにあったシューズを選んでくれる。ユーザーも店内を軽く走り回ったりして、本当に自分が納得したシューズを選ぼうとする。そんな空間では普通のスポーツ店、フットロッカーのようなスポーツシューズスペシャリティストア、スポーツオーソリティやスポーツデポのようなメガストアとは異なった売れ筋となる。アシックスやミズノの日本勢が良好なセールスを記録しているのに加えて、ブルックスやサッカニーといった他業態では上位に載らないブランドが売れ筋だったりする。

ブルックスといえば我々世代にとってはビラノバやバンテージシュープリームといったイメージ。'70年代から'80年代を一世風靡した過去のブランドという印象を持つ人もいるかもしれないけど、アメリカではプロショップを中心に、セールス状況も悪くない。日本でもUSモデルを本格的に展開を始めてしばらくたったけど、残念ながらセールス結果は芳しくない。今回履いたのはアクシアム3というモーションコントロールを重視したガイダンスモデル。安定性の高い1足です。大抵このタイプは重くなりがちなんだけど、このシューズはそうでもない。アメリカ企画だけに足首部分が緩い印象だけど、それ以外は悪くないです。実際に走ってみると、メガブランドの一部のシューズよりは全然完成度が高い。シューズの性質上時速12kmで走ったときは無理が生じたけど、ゆっくり長い距離を走ったりするには最適なシューズですね。履き心地はアメリカ車って感じで、特にこの車みたい。

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去年の3月ハワイ島で借りたクライスラーPTクルーザー。この車に乗るとゆっくり走るのが楽しくて、飛ばそうとは思わないですね。このシューズも毎日のトレーニングでどちらかいうと、ゆっくりしたペースで走る人、体重の重めな人に最適だと思います。

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