履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1着
2009.11.15
「それどこで買ったの?」
スニーカーブームが異様な盛り上がりをみせた'90年代中期は見ず知らずの人に街で聞かれたものでした。海外でも「Where did you get?」みたいな感じで話しかけるのが、ディープなスニーカーマニアの挨拶だったりして、こんな本も出版されています。
最近ポートランドで着ていて、「それカッコイイね、どこで買ったの?」と聞かれたのは、スニーカーじゃなくて、10ACのリンガーTシャツ。今シーズンにリリースされたデザインで、細部のディテールにもこだわっていて、実際に着ると身体のシェイプがキレイにでるパターンが採用されています。そのアメリカ人は富士山のロゴにも注目してたみたい。日本でしか買えないことを告げると残念そうでした。10ACのコレクションは、このほかにサーフショーツetc.も持っているけど、そのどれもが通常のスポーツアパレルにはない、独特のファッションテイストが融合されています。それとTAP OUTのようなファイティングスポーツブランドよりも圧倒的にクオリティも高いし。
「Listen to your master」は、今シーズンのコレクションテーマ。背中のロゴはカラーによって異なることを最近になって知りました。「Listen to your opponent」とか。
あとポートランドで見ず知らずの人に声をかけられたのは、デカジュン氏のブランド、バラブシュカの、このトートバッグを持っていたときも。このブランドは伝説のビリヤードキューのブランド名と同じだけに、声をかけてきた人はビリヤード好きでした。アメリカでは酒場とビリヤードは切っても切れない関係です。4年前、アディダスUKやUSAのスタッフとこの街のノブヒル地区のバーでプレーしたのも懐かしい思い出です。
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