今日のエナジードリンク@西尾

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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その少年を見たのは2年前の夏のこと。お盆のタイミングで愛知の実家に帰省した自分は、童心に帰り矢作川の河原で少年の頃のようにクワガタムシやカブトムシを捕ってました。結局成果はカブトムシのオスとメスが1匹ずつ。そろそろ帰ろうかと思っていた時、ブラジル人の少年たちが河川敷のグラウンドでサッカーをしているのが見えました。そのなかで一際目立っていたのが痩せっぽちの小柄な少年。その子のドリブルは動きに無駄がなく、ひらりひらりとディフェンダーをかわす様は、全盛時のジュニーニョ・パウリスタのよう。日本人の同年代の子はもちろん、一緒にサッカーをしてるブラジルの子よりも明らかにワンランク上でしたね。

そんな彼が友人と休憩時に飲んでたのがガラナドリンク。ブラジルの国民的ソフトドリンクです。今は亡き渋谷の某サッカーショップで買って、自分も10年以上前はよく飲んでたものです。疲労回復や滋養強壮に効果があるって言われてたので。愛知県には数多くの南米から来た日系人が住んでいることから、ブラジル系のスーパーが点在しており、ガラナ飲料は簡単に手に入ります。でも昨今の不況で多くの人が国に帰ってしまったことから、廃業に追い込まれるところも少なくないらしい。ちなみに今回購入した場所は西尾市のブラジル食品店「The Amigos」。

あの少年はまだ日本にいるのだろうか？フィジカルは弱そうだったからジュニーニョ・パウリスタのようにケガに悩まされていなけりゃいいけど...。