履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2010.03.26
楽しいはずのランニングもシューズが足に合ってないと、苦痛以外の何ものでもない。一般的な市販シューズは左右のサイズを同一で売るのが当たり前。でも自分の足を見てみればわかるけど、若干長さや幅が違うのは当然のこと。今まではそんな事実に目をつぶるようにシューズを買ってたけど、アディダスのmi performanceは、そんな悩みを解決してくれるプログラム。専門のスタッフが足の計測、シューズのフィッティングetc.を行ってれ、自分に最適なシューズ選びを手助けしてくれる。早速、「パフォーマンスセンター渋谷」で作ってみました。
足を測定してみると足長は右のほうが長くて、左のほうが幅広い。スタッフの人は最初US7.5のミディアムを勧めるけど、左右ともつま先に若干の違和感がある。一応US7.5のワイドも試すけど、やはり足長が足らない。次にUS8のミディアムをトライすると左足はジャストフィット。一方で右足は若干緩くて、変なシワが寄ってる。なのでUS8のナロー(細身)を選ぶと今度はピッタリ。
カラーはベースをイエロー、アクセントカラーをブラックとシルバーにしました。メッシュは目の粗いオープンウィーブメッシュをセレクトし、ミッドソールのミディアルサイドには硬度を高めオーバープロネーションを防ぐタイプを選びました。このプログラムはカラーや素材だけでなく、こうした機能性もセレクトできるのが凄い。
3週間ほどで到着したシューズを履いて走ってみると、フィット感もクッション性も良好。本当に走りやすい。今まで履いたランニングシューズでも五指に入る優秀さです。
ちなみにこのプログラム、自分が選んだ中上級ランナー向けのmi adizeroならなんと1万4175円というリーズナブルな価格。足とシューズのフィッティングに悩んでるランナーにぜひトライしてほしいプログラムです。この日の平野さんのブログ見てると、足痛いみたいだけど、ぜひトライしてほしいプログラムですね。
数少ない欠点としては、まだ2機種しかランニングシューズを選べない点、完全予約制な点くらいかな。それ以外は文句なし。
サイズチェック用のサンプルシューズ。シルバーのカラーリングは凸凹がわかりやすく、どの箇所が合っていないか判断しやすい。何種類も履き比べて最適なフィットのシューズを選びます。
コンピュータでカラーリングやメッシュ素材、ミッドソールのタイプをセレクトします。
シューズには自分の名前etc.を刺繍できます。
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