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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2010.07.22

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ここ10年ほどのランニングシューズの歴史で、屈指のベストセラーとなったナイキのルナグライド+。ニュートラルランナー、着地時に極端に足が内側に倒れこむオーバープロネーターの両方に対応するダイナミックサポートや、軽量でクッション性に優れたルナライトフォームといったスペックを結集することにより、世界中のランナーから愛され、昨夏のリリース以来、これまでに150万足をセールスしたらしい。この大ヒットには従来のランニングシューズとは異なったテイストのデザインも大きく貢献していると思います。カラーコンビネーションも独特だし。

そんなルナグライド+がマイナーチェンジ。ニューモデルのルナグライド+2が、先週あたりから日本でも展開されています。今日はそんなニューモデルをトライオンするメディア向けイベントに顔を出してきました。大きな変更点は二つ。第一にアッパーサイドのフライワイヤーの使用面積を拡大し、サポート性を強化。二つ目は「フォアフット(前足部)にゆとりがあり過ぎる」というランナーの声に対応し、シュータンと一体化したフットグローブの採用により、フィット感を向上させています。実際に走ってみると足とシューズの一体感が向上しているのを感じられます。ソールユニットは前作と同じモノを継承しているので、走行感は変わっていませんが、このモデルも「毎日楽しく走りたい」というファンランナーに最適な1足に仕上がっています。

ちなみに今回のイベントで、私がトライオンしたのはルナグライド+2でしたが、半分以上の出席者が着用したのは11月発売予定の全くのニューモデル。プレゼンテーションもほとんどの時間が、このモデルの説明に充てられていました。このモデルはサポート性、安定性、クッション性、軽量性etc.あらゆる部分で高い機能性を追及しており、着用者の評判も高かったですね。このシューズのモデル名のキーワードは「月食」。機能性だけでなくデザインも秀逸だったので、こちらも売れそうですね。あと展示されていた秋以降のランニングアパレルも、完成度が高かったです。ナイキのランニングウェアはホントカッコイイんですよね。


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ルナグライド+の「楽しく走れる」スペックとデザインテイストに惚れて、なんと8色も買っちゃいました。一目惚れのことを英語で"Love at first sight"っていいますが、この日に六本木ヒルズで行われたプレス発表会で、自分はルナグライド+に一目惚れしたわけです。それ以来、国内だけでなく、海外でも購入しています。8/1500000ってことですね。写真は日本未展開カラーのブラック/ブルー。個人的にはデザインは初代モデルのほうが好きですが、機能性はルナグライド+2のほうに分があると思います。ただし前足部の幅が広い人は初代のほうが足に合うかもしれません。

こんな感じでスポーツシューズばかり買ってるから、家はスポーツシューズだらけ。「そんなスニーカーを色々見せてくださいよ?」という意見からスタートすることになったのが、ベストギアウェブの新連載「スニーカー365」。レアモデルを見せびらかすのでも、歴史的な名作だけをフィーチャーするのでもなく、家にあるスニーカーをアトランダムに、1年365日、1日1足づつ紹介していきます。
お暇な方はぜひチェックしてみてください。
7月23日(金)午後0時スタートです。

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