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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2011.04.19

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それまではイングランドの小さなスポーツシューズブランドだったリーボックが、'80年代にアメリカ市場を始めとした市場で快進撃を記録したのは、フリースタイルやワークアウトといったフィットネスシューズの大ブレイクによって。しかしながら発祥の地のイングランドでは、それ以降もフィットネスシューズよりもランニングシルエットのモデルのほうがポピュラーで、これは初めて渡英した'92年にも実感しました。オックスフォードサーカスやピカデリーサーカスといった繁華街ではリーボックのクラシックレザー/ナイロンの着用率がとても高く、J.D.スポーツなどのショップスタッフの多くも、ナイキやアディダスではなく、このモデルを履いていたのも印象的でした。それから9年後の2001年、スニーカームックの取材のために再びロンドンに来ることとなったのですが、その際もコベントガーデンに遊びに来ている若者たちの足元には、クラシックレザー/ナイロンを容易に見つけることができたものです。

そんな歴史的なモデルに3Dウルトラライトのソールユニットを組み合わせたニューバージョンが登場。驚くほどの超軽量性に加えて、高いクッション性もキープしており、長時間の歩行にも疲れ知らず。あと時速11km程度までならランニングにも使えそう。海外旅行に履いていって、朝のジョギングにも充分対応してくれるはず。

あとつま先のシェイプが細身にアレンジされており、単なるレトロキックスでない点にも好感が持てます。

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